◆非モテだった男性が努力でランクアップしている
まとめますと、学生時代に1軍男子だった義弥さんは、当時のモテ体験にあぐらをかいて、調子に乗ったまま30代に突入してしまったため、モテなくなってしまったと考えられます。ただ、仮に彼が謙虚な性格だったとしても、モテ度は下がっていたことでしょう。
というのも、いずれにしても彼の婚活市場におけるランクは、相対的に下がってしまっていたからです。
学生時代に非モテだった男性たちが、社会人になって「仕事・収入」というモテ要素を手に入れ、ランクアップしてくるケースは多々あります。
また、かつて非モテだった男性たちは、女性を楽しませなければ好いてもらえないという経験があるため、会話を盛り上げようとする努力なども惜しまない人がたくさんいるのです。
そうやって、学生時代は義弥さんよりランクが低かった男性たちが、モテ要素を磨いて彼を追い抜いていっています。ですから、もし彼が驕っていなくても、相対的にモテランクは下がっていたでしょう。
――義弥さんはここまでの筆者の話に真剣に耳を傾けてくれており、だいぶ精神的ダメージを受けたようですが、腑に落ちたことも多かったようで、納得してくれていました。今後、彼の婚活がうまくいくよう、応援しています。
<文/堺屋大地>
―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―
【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi

