◆9月の公判では「大量発生」が争点に
9月の公判で行われた被告人質問で、検察官に「大量とはどのくらいを指すのか」と問われ、被告人は次のように述べた。「本来、ナメクジは1匹もいないはずなので、3匹も4匹もいたら大量だと思っています」
さらに、店長もナメクジが大量に発生していたことを知っていたのではないか、とも述べていた。なぜなら、以前に「ナメクジ超大量発生してます」と店長にLINEで報告した際に、店長からの返信が素っ気ないものだったからだという。

被告人は、アルバイト時代に県内の別店舗へ異動となった経験があるものの、同じ運営会社とはいえ、異動先ではナメクジを一切発見したことがなかったという。また、異動先の店舗から仙台中田店へ異動を命じられた同僚が、仙台中田店の状況に「ヤバいと言っていた」と振り返っていた。
◆店長の供述は「信用できる」と認定

さらに、他の従業員も「ナメクジ1匹を見たことはあったものの、大量発生していることはなかった」と供述していることから、店長の供述は整合していると評価した。

