貯金も含めて手元のお金を増やす3つの方法

手元のお金を増やすと書きましたが、貯金も含めてお金を増やすには3つの方法があります。
1.収入を増やす
入ってくるお金を増やすという方法です。現在、アルバイトで6万~7万円の収入があるということですが、一番わかりやすいのはアルバイトの時間を増やすことでしょう。ただ大学生ということなので、いたずらにアルバイトの時間を増やすということも難しいと思います。また、Aさんは10代の大学生なので、恐らく親御さんの扶養に入っていると思います。Aさんに限らず大学生がアルバイトをしすぎると、親御さんの扶養を外れてしまうことがあるので注意が必要です。学生の収入別の影響範囲をまとめたものがこちらです。

Aさんは普段は週に3~4日のアルバイトということなので、夏休みや春休みなど長期の休みにアルバイトを増やすのが良いのではないでしょうか。
2.支出を減らす
自分のお小遣いはアルバイトで得た給与からだと思いますが、Aさんはアルバイトの給与をどんなことに使っているのでしょうか?
学校での昼食代や携帯代など日常生活を送る上で必要な項目もあるでしょうし、洋服やメイクなどの被服費や友だちとのレジャー費などもあると思います。どの使い道も必要なものなのだと思いますが、まずは紙ベースでもアプリでも良いので1カ月で何に使ったかを集計しましょう。
支出が再確認できたら、優先順位をつけていきましょう。Aさんにとって、欠かせないお金の使い道はなんでしょうか?また1週間で使って良い金額を決めて、そのお金だけ財布に入れるようにしましょう。
3.運用する
運用するというと少し大袈裟に聞こえますが、成人年齢が18歳になったことに伴い、大学生でも新NISAの制度を使えるようになりました。
新NISAを使って運用すると値下がりのリスクは当然ありますが、銀行の預金よりも資産が増えることが期待できます。また株式型の投資信託であれば日本や世界の経済に連動しているので、実体験として経済の動きを体験できると思います。
また、預金での貯蓄はすぐに口座から引き出せてしまいますが、新NISAを使い投資信託で積み立てると、投資信託を売却し現金として引き出すまで少し時間がかかります。引き出すまで手間がかかれば、心理的なロックが少しかかるのではないでしょうか?
細かい出費が重なると…お金の使い方の全体像を見よう
Aさんはアルバイトで6万~7万円の収入があり、ほとんど残らないということでした。詳細は分かりませんが、Aさんのお金の使い方の全体像はどんな風になっているでしょうか?勝手な想像ですが、大きな買い物を継続的にしているということはなく、細かい出費が積み重なっているようにも思えます。
無理に切り詰める必要はありませんが、「アプリの中の貯金の項目に後いくら残っているから大丈夫」という感じで使っていると、貯金はなかなか増えないでしょう。
