
高度情報化社会の現代、「生成AI」と呼ばれる人工知能が多くの労働を肩代わりする時代に突入しています。一方で、「なんか難しそう……」と敬遠する人もまだまだ多いようです。そこで今回、そんなあなたにこそ伝えたい「AI活用法」の基礎を、あべむつき氏の著書『2ヶ月で月30万円を実現する 超初心者でも稼げるAI活用法』(KADOKAWA)から一部抜粋して紹介します。
1ページで分かる!生成AIとは?
「昔々あるところに……」という文を見たときに、あなたはどんな物語を想像しますか?
浦島太郎でしょうか? かぐや姫でしょうか? うさぎとカメでしょうか? もしくは全く新しい物語を想像するかもしれませんね。
「昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました」
そこまで進んだら、多くの人が桃太郎を想像するのではないでしょうか? 「多分、桃太郎だな」と思うはずです。
「昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へしば刈りに……」
ここまでくればほとんどの人が桃太郎であると確信するでしょう。同時に、次の一文も浮かぶはずです。
「おばあさんは川へ洗濯に……」
生成AIは、「こういう風にきたなら、多分次はこう続くだろうな……」という高精度な予測をひたすら続けるモノだと思ってください。
ポイント:生成AIは超高性能な予測変換のようなものこれだけ覚えればOK!“プロンプト”とは?
新しい世界に足を踏み入れるときには、その世界の専門用語が壁として立ちはだかります。ただ、AIの世界に足を踏み入れたあなたに知ってほしいのは“プロンプト”のみです。
「ディープラーニング」だとか「大規模言語モデル」なんて言葉をよく聞くかもしれませんが、そんなのは覚えなくても大丈夫です。
プロンプトとは、簡単に言うと「AIにやってほしいことを指示する文章」です。
例えば、AIに今日の天気を聞きたければ「今日の天気は?」と聞けば教えてくれます。このとき「今日の天気は?」というのがプロンプトです。
指示する文章は基本的には日本語で書きます。プログラミング言語のように新しく言語を学ぶ必要もなければ、英語を学ぶ必要もありません。
ポイント:AIは日本語で指示を出すだけで答えてくれる
この指示のことを“プロンプト”と呼ぶ
