◆「何事も極端にやり過ぎちゃう」

――タトゥーやピアスはいつ頃から増えたんですか?
丸山:厨二病的な感覚で、中学の頃からヤンキーの生き方にずっと憧れていたんですが、本格的に覚醒したのは大学進学で一人暮らしを始めてからです。何かとしつけに厳しい親に「難関大学に受かったら上京しても良いよ」と言われ、それまで全く学校で勉強していなかったんですけど、受験はわりと頑張りました。
――素直に受験勉強を頑張るあたり、だいぶ真面目ですよね。
丸山:ピアスは一時期よりも減りましたが、タトゥーは今も月1のペースでタトゥースタジオに通っています。まだ塗れていないところがたくさんあるので。タトゥーは22歳の頃に右肩に入れたのが最初で、そこから少しずつ増えていきました。僕もスキンヘッドだった時期があって、頭にもびっしり入っています。

丸山:ADHDや双極性障害の傾向が僕にはあるので、少し抽象的かもしれませんが、何事も極端にやり過ぎちゃうところは、まあ、あるのかなとは思います。
――なるほど。ありがとうございました。丸山さんの人の良さが滲み出る「レンタルコワイ人」の営業妨害みたいなインタビューになってしまった気もしなくはないですが……。
丸山:問題ありません。それが素の性格なので。「レンタルコワイ人」もそうですが、最近また新しいバンドも組んで、東京・大阪では定期的にライブをしていく予定ですし、YouTube動画の投稿と合わせて、自分のペースで表現活動を続けていけたら嬉しく思います。
<取材・文・撮影(インタビュー)/伊藤綾>
【伊藤綾】
1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii

