◆準備は「早いに越したことはない」
この“仕掛け”さえ済ませれば、あとは当日まで、相手にはうっすらとロマンティックな感情が継続します。欲しいものをなんとなく聞いていたとしても、いざ贈るとなると、「これ!」となるものはなかなか決められないことも多いでしょう。「特別な過ごし方」にしても、選択肢は多数あります。
時間に余裕があるからこそ、ゆとりを持って思いを巡らせることができるもの。つまり、あなたがなにもしていない時間でさえも、相手にとってはあなたの思いやりを感じられる時間に変化するのです。
もちろん、一緒に「ああでもないこうでもない」と考えるきっかけと時間も生まれます。相手の好みやクリスマスに望むものを、より正確に把握できるはずです。
それが2週間前だったり1カ月前だったりでは、準備が急ピッチになり、ドタバタとした生活のなかでじっくり話す機会はそう持てないでしょう。
だからこそ、早いに越したことはないのです。なんだったら梅雨入りの時期からクリスマスの話をしてもダメなことはひとつもありません。
すごく早いタイミングで「コレ!」というプレゼントがもし見つかっても、大丈夫。売り切れないうちにさっさと買ってしまって、先取りであげてしまえばよいだけです。
その場合、当日にはちょっとした花束などささやかなプレゼントを用意すれば、「せっかくのクリスマス」も、寂しくはなりません。
◆「特別な日にしたいと思っているよ」と伝えれば…
「このご時世でもクリスマスは男がもてなせ、ってこと?」そうカッカしないでください。
というのは、女性の場合だと、8月にはクリスマスを意識している人も少なくないはずなのです。
ホリデーコスメの発表は、早いものではその頃から(早期販売予約は9月頃から)始まります。女性向けのクリスマス商材の動きは化粧品に限らず、早めなのです。
そのため、女性自身は、あえて相手に言わないものの、クリスマスの意識を夏頃には持っている確率が高いのです。ただ、それを相手と共有して盛り上がれると思っていないことが多いだけです。
ですから、「自分“も”」クリスマスに意識が向いているよと、特別な日にしたいと思っているよと伝えれば、それに呼応してくれる可能性は高いはず。そこであなたの希望もしっかり話しましょう。
ただただ「相手に付き合ってやる」のではなく、「一緒に楽しむ」ことを、ともに考えてほしいということこそが、言いたいことです。

