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【50代の美活! 趣味活!】着物初心者がアンティークな絹織物「銘仙」を着てみた

【50代の美活! 趣味活!】着物初心者がアンティークな絹織物「銘仙」を着てみた

月刊誌『大人のおしゃれ手帖』の読者組織「ミモザ会」の公式ブロガーによる『ミモザ会ブログ』。イラストレーターとパート事務のWワーカーをしているイシイさんが、ウィッグヘアと着物の楽しみ方を綴っています。

みなさんは「銘仙(めいせん)」という着物をご存じですか? 「銘仙」とは、大正から昭和初期にかけて大流行した平織した絹織物です。カラフルな色、そして自由に大胆にあしらった模様が当時の女性の普段のおしゃれ着として広く受け入れられたとのこと。花・生き物・風景・図形などモチーフも多岐にわたりとても魅力的! 近年のレトロブームで、アンティーク着物として銘仙を求める人は多いようです。

初銘仙は、なんとセール品!

私が住んでいるのは、かつて銘仙の生産地として知られた街。足利、秩父、伊勢崎、桐生、八王子が五大産地といわれています。銘仙をはじめとする織物の歴史資料館や、アンティーク着物を扱うお店が街の中にあり、実際に銘仙を着ていた友人もいます。だから、着物に興味を持つ前から銘仙の存在は知っていました。

自分の街の素敵な財産として銘仙は大切にしたい、と常々考えていて、銘仙をテーマにした企画展や講座がある時には足を運ぶようにしていました。そういう場で学ぶたび、そして実物を見るたびに、銘仙のデザインの素晴らしさを実感。なんとも華やかでユニークで斬新。見ているだけで楽しいんです!

そして着物を着るようになり、そろそろ実際に銘仙を着てみたい! と思っていた時、着物友だちから「アンティーク着物のお店のセールへ行きましょう」とタイムリーなお誘いをいただきました。
一人だったら重い腰を上げなかったかもしれませんが、着物友達のおかげで今年、初めての銘仙を手に入れることができました。

初めて着た銘仙でうっかりやらかしてしまった……

銘仙を手に入れた数日後、市内で銘仙のワークショップに参加することに。このタイミングならば、買った銘仙を着ていくしかないでしょう!

「今日は陽気がいいから、白い色の銘仙が映えそう」などと浮かれて身支度。着物を始めた頃よりもだいぶ早く着られるようになったなぁとニンマリしながら、腰を屈めて床のものを拾おうとしたとき、ピリッと小さな音が……

あわてて家族に見てもらうと、なんとお尻の真ん中部分の縫い目が裂けてしまったのです……。幸い、出発時間よりもだいぶ早めに支度していたので、着物を脱いで裂けた部分を急いで縫い付けました。よく見たらお尻だけじゃなく、肩も裂けている……トホホ。

そういえば、購入したお店の方に

「アンティークですので糸や布が弱くなっている場合がありますから、気をつけてくださいね」

と言われていたような。アンティークの着物は、着る前にチェックが必須なんですね。反省。

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