3.全体リフォームと部分リフォームはどちらがおすすめ?
ドア全体を交換する費用と部分的な費用を見比べると、大きな差があることがわかりました。しかし、リフォームで後悔はしたくないですよね。
部分リフォームと全体リフォーム、どちらが向いているのかを既存ドアの状態から考えてみましょう。
3-1.部分リフォーム
次のような状態、目的なら、面材の交換や塗装、パーツ交換などの部分リフォームで対応できるでしょう。
ドア表面の小さな傷や凹み、劣化が気になる
ドアが開け閉めしにくい
部屋の印象を変えたい
費用をできるだけ抑えたい
ただし、ドア枠の歪みなど建付けに問題があるときには、部分的な交換では難しいことも。傷や凹みに関しても、直径5cmを超えるような穴レベルの大きさになると補修で元通りにするのは難しいので、ドアごと交換したほうがよいでしょう。
3-2.全体リフォーム
一方、ドア本体や枠ごと交換したほうがいいのは、次のようなケースです。
ドアが閉まらない、開閉時に異音がする
ドアに穴が空いている
断熱性、防音性などの機能面を高めたい
設置から10年以上経っている
ドア自体の不具合が考えられるときや、大きな穴が空いているときなどには、ドア本体を交換したほうがリフォーム後も安心です。隙間風や音漏れが気になるときにも、断熱性や防音性が高いドアへと交換することで悩みを解消できるでしょう。
【Point】室内ドアの耐用年数は10年から20年!
室内ドアの耐用年数は、10年から20年だと言われているので、設置から10年を超えているなら点検や交換のタイミングです。ただし、リビングドアのように使用頻度が高いドアは壊れやすい傾向があるので、違和感があるときには早めに点検依頼をしましょう。
4.よくある質問
ここからは、室内ドアの交換でよくある質問にお答えしていきます。
4-1.どのタイミングで交換するべき?
室内ドアの交換を考えるのは「不具合が出たとき」「劣化が気になるとき」などです。
とくに開け閉めに問題があるときは、無理矢理使い続けることでドア枠や周辺内装まで傷めてしまう恐れがあるので、すぐにリフォーム会社に相談しましょう。
4-2.室内のドアは自分で交換できる?
面材を交換・塗装する、またはパーツを交換するなどの簡単なリフォームなら、DIYは可能です。
しかし、ドア本体やドア枠まで交換するなら、リフォーム会社への依頼をおすすめします。
ドアを取り付ける際に、寸法がずれたり建付けがうまく調整できなかったりすると、開け閉めができなくなるリスクや、周辺内装まで傷つけてしまう恐れがあるからです。
そういった問題が出てくると結局業者依頼が必要になり、費用もかさみます。
仕上がりのクオリティや安全面を考えると、リフォーム会社への依頼が安心です。
4-3.賃貸でドアの交換はできる?
大家や管理会社からの許可があれば可能です。
ただし、賃貸物件は原状回復が基本のため、退去時に元通りにしなくてはなりません。
どうしてもリフォームしたいときには、リメイクシートや簡易パネルなどすぐに戻せる方法で模様替えをするのがおすすめです。
建付けの不具合や破損などがみられるときには、まずは大家や管理会社に相談しましょう。

