◆「高収入だから全額出してくれるはず」とあぐらをかいていた
未婚のシングルマザーである筆者(吉沢さりぃ)も、出産費用は折半だった。
妊娠初期から険悪なムードが漂い、とても記事のネタにできないような大喧嘩の末の別れだったので、出産に関しては、金銭的なこと以外には本当に何もしてもらっていない。
ただ、安く見積もっても、年収は筆者の10倍以上もある人だったから、出産費用ぐらいは全部出してくれると思って、あぐらをかいていたのは事実。
いざ蓋を開けてみれば、「半分しか払いたくない」と言われ、さらに無痛分娩であることにも不満を抱かれ、挙げ句の果てに、筆者が病院の領収証に不正して「請求額を水増ししているのでは?」という疑いまでかけられた。あまりの衝撃に、大きなお腹を抱えて大横転しそうだったのを今でも覚えている。
おかげさまでメンタルめっちゃ強くなりました!今ではいい思い出(?)です。
この話をすると「別れているのに半分出すって、いい奴じゃん!」と男友達は言い、「なんで全部出してくれないの?」と女友達は言う。男女間で出産費用に対する考え方は違うんだなぁと、改めて感じるのだった。
<取材・文/吉沢さりぃ>
【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

