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「日本サッカー協会の暴挙」不可解なスケジュールによって生まれた不公平な事態。「身内」が足を引っ張る事態は避けるべき

「日本サッカー協会の暴挙」不可解なスケジュールによって生まれた不公平な事態。「身内」が足を引っ張る事態は避けるべき

来年6月11日に開幕するFIFAワールドカップ26に向けて強化を進めているサッカー日本代表は、11月14日(金)に豊田スタジアムでガーナ代表と18日(火)に国立競技場でボリビア代表と親善試合を行う。

 先月、サッカー王国のブラジル代表を相手に初勝利を挙げ、ワールドカップ本大会に向けて機運も高まっている。しかし、現状の日本代表には順調とは言い難い問題点がいくつか見え隠れしている。

鈴木彩艶
今やビッグクラブも注目する鈴木彩艶の不在はどんな影響を及ぼすのか

◆相次ぐ主力の負傷離脱

 現在、日本代表では主力に負傷者が続出している。今回でいえば、ブラジル戦で右足首を痛めた伊東純也、左手を骨折して3カ月間ほどの離脱になると伝えられている鈴木彩艶が新たに負傷者リストに加わったかたちだ。

 その他にも、完治まで今年いっぱいはかかるといわれている冨安健洋、チーム練習には復帰しているという伊藤洋輝や高井幸大など、特にDFの候補選手には負傷による未招集選手が多い。加えて、三笘薫も10月に続いて未招集となっているし、所属クラブでは復帰している守田英正もコンディションが上がりきっていないことを理由に招集を見送られている。

「ケガ人が多いというところにおいては、代表候補選手のなかで多くの選手に起こっているのがチームの現状だと思っています。ですので、(メンバーを)固めるということがなかなか難しい状況かと思っています」(森保一監督、以下同じ)

◆思うように強化が進まない歯痒さ

 ワールドカップ本大会が刻一刻と近づくにもかかわらず、日本代表は思うように強化に取り組めない状況が続く。森保監督は先が見えないなかで「今できること」に邁進しているようだ。

「今、そして1年後、いわゆる未来に、代表の経験をしてもらったなかで伸びてくれる、成長してくれるという期待の持てる選手をできるだけ招集しながら、チームの選手層の幅を広げていきたい」

 そう現状の招集理由を話したうえで、「日本代表の戦術を多くの選手に理解してもらったなか」から最終的にワールドカップへ挑む選手を選考することも明かしている。

 あくまで推測になるが、森保監督のなかではほぼほぼ最終メンバーは固まっているはずだ。現在のようにアクシデントによって理想のメンバーが崩れた際のリスクマネジメントとして、若手選手のさらなる成長に期待を寄せているといったところだろう。

 新戦力として計算できるベテランのバックアップ選手をリストアップしつつ、日本サッカーの未来のためにも若手の成長が本大会までに間に合えばという思いを抱えているように感じている。


配信元: 日刊SPA!

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