◆ファンの存在がモチベーションにつながる

松岡:撮影も編集も二人でしています。ただ、編集は旦那の方が上手いので今は旦那が全部やってくれています。もうちょっと本格的に取り組みたい気持ちはあるのですが、ケンカをしている時は撮影に行きませんし、編集もしません。そんな感じなので、夫婦でやっているYouTubeチャンネルにしろ、私個人のYouTubeチャンネルにしろ、趣味みたいな感じですね。
――松岡さんはプロ雀士として日本プロ麻雀連盟に在籍はしているものの、今はプロ雀士としての活動はほとんどされていないそうですね。それでもファンの方々は以前のように応援してくれていますか?
松岡:ほとんど活動してない上に、結婚もしているじゃないですか。プロ雀士もアイドルみたいな感じの部分がちょっとあって、やっぱり結婚するとファンは減るんです。でも、いまだに応援し続けてくれるファンの方々もいますし、八丈島での暮らしを伝えている私のブログを見て新しくファンになってくれた方もいます。
あと、新しい目標ができたりするとすぐにX(旧Twitter)で言っちゃうタイプなのですが、多くの人に言うことによって実現しやすくなると思うんです。言ってしまえば、ファンのみんなが応援してくれますし、見守ってくれるんですよね。「やらなきゃ」という思いになりますし、ありがたい存在です。
◆島の“アイコン的な存在”を目指したい

松岡:自分たちで育てた島唐辛子の製品化を進めていると先ほどお話しましたが、それでちょっと稼ぎたいなっていうのがまず一つ。
あと、私は島の八丈町商工会青年部に所属していて、ボランティア活動によく参加させてもらうんですけど、島の人たちって「みんなで仲良くなりたい」っていう気持ちが強いんです。そういうことをサポートするできるイベントを企画していきたいですね。9月末頃に街コンの島バージョンである「島コン」っていうイベントがあって、それの企画にも関わっているのですが、どんどん盛り上げていきたいなと。
――松岡さんは発信力や影響力があるので、松岡さんが協力してくれると運営側も心強いですね。
松岡:漁師さんや農家さんなど、全ての島民の方々と仲良くさせていただければありがたいですし、島のことを地道に発信することで多くの方々に八丈島の魅力が伝わればいいなと。将来的には、島内では「知らない人はいない」、島外から見た時に「八丈島といえば松岡千晶」というような“アイコン的な存在”を目指したいです。島のイベントには全部顔を出して、イベントをするにあたってはいろいろな企画を出していきたいですしね。今は高齢の方々が企画を考えたりしていますが、そこに新しいものを加えたりして、島を盛り上げていきたいですね。
<取材・文/浜田哲男>
【浜田哲男】
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界を経て起業。「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ・ニュース系メディアで連載企画・編集・取材・執筆に携わる。X(旧Twitter):@buhinton

