◆イメージ刷新で新たな転機に
プロレス出場について、和泉元彌は「『プロレスをナメている!』とか色々言われましたが、試合後は最高なエンタメだと1万5千人の観客の皆様から拍手を頂きました」「いろいろな意見や見え方もあったと思いますが、なんとなくその後から『和泉さんにしかできない、何か楽しいことをやってくれるよね』という感じのことは言われるようになりました」と述べている。当然、この試合にはマスコミが殺到し、大変話題になった。プロレス参戦によって彼に対する世間のイメージが変わり、“新たな転機”のひとつになったことは確かだろう。
◆泰葉の“ハッスル参戦”も大きな話題に
2008年、タレントの泰葉がハッスル参戦した時も大きな話題になった。2007年に夫の春風亭小朝と離婚後、彼女はブログで小朝を「金髪豚野郎」と書き、ドメスティックバイオレンスを受けていたと告発。ワイドショーを大変騒がせた。そして、2008年の大晦日の『ハッスル・マニア』に出場。対戦相手を、回転“海老名”固めで破った。マイクパフォーマンスでは「いっ平、お姉ちゃんは勝った!お前も負けるんじゃないぞ!」と絶叫し、リング上で自身の曲「お陽様よほほえんで」を熱唱した。
このプロレス参戦が、彼女にとってどんな意味があったかはよくわからないが、この当時、彼女の湧き上がる感情を受け止められる分野は、プロレスしかなかったのではないだろうか。しかし、参戦後の彼女の道のりは平坦ではなく、10年後には自己破産、さらにその後は精神的な不調など、騒動はその後も続いた。

