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鈴木福、21歳の真実「みんなが思うようないい子ちゃんではない」国民的子役時代から抱える葛藤を明かす

鈴木福、21歳の真実「みんなが思うようないい子ちゃんではない」国民的子役時代から抱える葛藤を明かす

◆ホントに僕が好きにしたら、どんな顔になるんだろう

──ホントに物心つく前から仕事をしていて、よく言われているのが「もう子役じゃないんだから」と言われ始めたあたりからプロ意識が芽生えた話で。

福:さすが。僕のエピソードが全部入っているじゃないですか……!

──メモを見なくてもすぐ出ますよ(笑)。そこは、大人になってから仕事を始める人とは感覚が違うのかもしれないけど。

福:だからこそ言いたいことも言えないというのはありますね。発言に気をつけなければならない。そういうもどかしさがあって。「好きに生きていいよ」と言うけど、じゃあホントに僕が好きなようにしたら、世間の人たちはどんな顔になるんだろうと思いますね。

エッジな人々
──そういうものを抱えながらも「真ん中をゆく」ということじゃないかと思うんです。

福:そうですね。そのなかに自分が楽しくやれるポイントを探す。ここまで来てしまったからこそ、できることや、自分がやりたいと思えることをやれたらなと思っています。

──実際、好きなことをやれる環境にはどんどんなっているじゃないですか。『仮面ライダー』しかり、野球関係しかり。

福:ホントそうですよね。

──ど真ん中の仕事をやりながら、こういう『ヒグマ!!』的な攻めた仕事を織り交ぜていくのがおもしろいと思うんですよ。

福:そうですね。今回みたいに一緒に作品を作ろうと言ってくれる人がひとりでも増えるように、それを観たいと思ってくれる人がひとりでも増えるように頑張りたいです。僕と仕事をやりたいと思ってくれるんだというのが喜びですね。


◆好きなものを人に奪われた経験

──これも聞いてみたかったのが、挫折の経験はありますか?

福:何をもって挫折とするのかというところはあると思うんですけど。理不尽な“何か”を振りかざされて、物事がうまくいかなくなるみたいなことでいうと、ありますね。自分がやりたかったことをひょんなことから奪われてしまったりということはありました。でも、スーパーポジティブ人間なんで(笑)。やっぱり僕はおもしろいことが好きですし、笑われることに対して抵抗がない人間なのがプラスなんだろうなと思います。

──子供の頃からいろんな芸人さんと絡んで相当な洗礼を受け続けている人だから、そう思われているんですかね。

福:そういうのも含めてだと思います。やっぱり役柄にしても、カッコいい人がやると観ていてキツくなっちゃうようなこともあるじゃないですか。そこがないのが何よりもいいポイントかなと思います。

配信元: 日刊SPA!

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