◆最高の脳汁を出すために必要なのは…
![人生を楽しくする[脳汁☆大放出]メソッド](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2025/11/1763338809060_0j5bo4xxqtjj.jpg?maxwidth=800)
「WIN5(指定の5レースの1着をすべて当てる馬券)で最後のレースを残してすべて当たっていたんです。4レース目までで1000万円近くを見込めていて、5レース目の結果次第でゼロになるかの極限状態でした。普段だと脳汁がジュワーッと出る感じなんですが、ラスト直線の20秒は体中を駆け巡った脳汁が、鳴門海峡の渦巻きかと思うほど出ました。結果的に外れましたが、人生で初めて体験するほどの快楽でしたね」
このように最高の脳汁を出すために必要なのは、意外にも「これまで失敗の苦しさを味わってきた経験」だという。
「例えば、競馬に興味のない人がこの前の俺と同じ状況になったとしても、ここまで脳汁は出せないでしょう。つまり、あの瞬間に出た脳汁の正体は、今までの負けてきた悔しい気持ちの蓄積なのです。その負の蓄積はギャンブルで得たものでなくてもよくて、日々感じているストレスもまた、脳汁のもとになっています」
◆日常の苦い経験すら“脳汁が溜まる瞬間”に
だからこそ、もぐら氏は「『失敗は成功のもと』ではなく、実は“脳汁のもと”なんですよ!」と熱っぽく語る。「『若いうちの苦労は買ってでもしろ』という言葉がありますが、これもまた、中年以降に脳汁を出すための先人の知恵だと思うんです。なぜなら失敗や挫折経験が多いほうが、少しの成功でも脳汁が出る人になれるから。そういう意味では、イーロン・マスクはかわいそうな人だと思います。若い頃から成功しまくりだから、脳汁を出すためには成功し続けるしかない。あのループに入ると頑張り続けるしかなくて大変でしょうから、失敗が多い俺の人生のほうが、脳汁は出やすいですよ(笑)」
もぐら氏にとっては日常の苦い経験すら“脳汁が溜まる瞬間”に変わる。
「例えば、飛行機でいびきをかいて隣のオッサンにぶん殴られて起きたときとか超溜まりますよ。思い返すと、言い返したいけど本音を押し込めたときに、脳汁はよく溜まる気がしますね」

