◆「そんなにうるさくないのに」店員から3度も注意されたワケ

「練習後、子供たちはゲームをしたりサッカーの話をしたり、親たちはお酒も少し飲んでママ会のような感じで盛り上がる。そんなご飯会が練習後の恒例になっていたんです。子供たちも小学校4年生以上で騒がしいといっても走り回ったりはせず、男子特有のバカ話で盛り上がるくらいでした」
これまで注意されたこともなく、その日も周りには同じようにワイワイ会話を楽しむグループもいた。しかし突然、店員から「すみません、他のお客さまのご迷惑になりますので、もう少し静かにしていただけますか?」という声掛けがあった。子供たちは「はーい!」と返事をして少しおとなしくなったものの、数分後には同じように会話が盛り上がり始めたという。
すると、また店員がやって来て「申し訳ありませんが……」と注意をしてきた。
「正直、そんなに大声で話していたわけでもなく、このくらいで注意されるの?って思うレベルではありましたが、その日に関しては少しでも賑やかそうな全てのグループに注意をしていたんです。その後、隣にいた大学生くらいの男のコのグループはムッとして『そんな騒いでないじゃん』『話しちゃダメなのかよ!』と少しキレて帰ってしまいました」
◆店員が注意するきっかけになった「クレーマーの存在」
結局、Aさんたちグループは3度注意され「それならもう帰ろう」と店を出ることにした。「会計のときに顔を知っている店員さんに『そんなにうるさかったかしら?』って聞いたら、『今日はちょっとデリケートな方がいらっしゃいまして……』って、眉間にしわを寄せて話してくれたんです。それで、クレーマーみたいなのがいたから仕方なく注意してたことに気がつき、納得しました」

