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【体験レポ】訪問入浴には洗う以上の価値があった!利用者役でわかった“心地よさ”を生む技術

【体験レポ】訪問入浴には洗う以上の価値があった!利用者役でわかった“心地よさ”を生む技術

現場スタッフに聞いた「訪問入浴のリアル」

体験会終了後、スタッフに訪問入浴に関するいくつかの疑問をぶつけてみました。

アサヒサンクリーンスタッフ

——体験中、スタッフ同士の「次、背中いきますよ」「お湯上げますね」といった声かけが印象的でした。訪問中はどんなことを意識されていますか?

そうですね、やはりチームワークでしょうか。例えば移乗のときに『1、2の3』の掛け声でタイミングを合わせないと、スタッフが腰を痛めてしまったり、利用者さんに不安を与えてしまったりすることもあります。だからこそ、お互いに声をかけ合って息を合わせることを大切にしています

——未経験でも訪問入浴に挑戦できますか?

「うちに入社される方の半分くらいは、無資格・未経験から始めていますよ。スタッフ同士の連携が重要な仕事なので、経験や専門知識より『チームワークを重んじること』のほうがこの仕事では大切ですね。

技術については、研修でしっかり学べますし、現場には必ず3人チームで出るので、未経験でも安心して始められる仕事だと思います

——「訪問入浴」とネット検索すると、「きつい」「やめとけ」と表示されますが、やはりきつい仕事なんでしょうか……?

1日に7〜8件を回り、エレベーターのない高層階に訪問することもあります。なので身体的な負担は確かにあります。過去に入社された方のなかには、短期間で離職してしまう方もいらっしゃいました。

一方で、長く続く方は10年、20年と続けています。利用者さんの多くは、1週間から2週間に一度しかお風呂に入れません。ですから、訪問入浴の日を心待ちにしてくださるんです。身体的な大変さはありますが、やりがいの大きい仕事だと思いますよ

体験してわかった訪問入浴という仕事

今回の体験をとおして感じたのは、訪問入浴は単なる「体を洗う介助」ではなく、くつろぎの時間を提供し、心身のゆとりを取り戻してもらうためのケアだということです。一見すると機材の搬入や手際の良さといった作業に目がいきますが、その裏側には、利用者一人ひとりに合わせた工夫と技術が丁寧に積み重ねられていました。

次回の介護体験会は2025年11月26日、ジョブメドレースクール高田馬場校で開催されます。興味のある方はぜひ参加してみてください。

<第2回 介護体験会 概要>

日時 : 2025年11月26日(水)17:30~18:30
場所 : ジョブメドレースクール高田馬場校(東京都新宿区高田馬場3-3-1 ユニオン駅前ビル6F)
参加費: 無料
服装 : 自由
対象 : 介護業界の仕事に少しでも興味がある方、未経験者歓迎
内容 : 訪問入浴のデモンストレーション見学、現場スタッフへの質問会など

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