◆新幹線の隣の席に“超肥満型”外国人男性が…

「名古屋や大阪への出張が多く、月に数回は新幹線で往復していますが、窮屈そうに座っている外国人旅行者をたまに見かけます。だから『お願いだから大きい方の隣になりませんように……』とはいつも思っていますね(笑)」
そう話すのは、IT関連の会社で法人営業を担当している河内直史さん(仮名・39歳)。彼がそう祈るのには理由がある。隣の席が超肥満体型の外国人旅行者だったことがあり、とんでもない目に遭ったからだ。
昨年の冬、いつものように新横浜駅から新幹線のぞみ号の指定席車両に乗った河内さんが予約していたのは、2席のほうの窓側席。隣の通路側にはすでに人が座っていたが、なんと横幅が自身の倍以上はありそうな若い白人男性だったという。
「両国国技館で大相撲を観戦したことが何度かありますが、身体の大きさだけは力士並み。冗談抜きに150kg前後はあったような気がします。もちろん、この方を責めるつもりはありません。でも、あまりの運のなさに『なんて日だ!』と大声で叫びたい気分になりました(苦笑)」
◆気を遣う素振りは一切見せず
ちなみにのぞみ号などに運用されているN700系の指定席の座席幅は440mm(※3席並びの真ん中B席だけ460mm)。その白人男性は左肩のほとんどが通路側にはみ出ており、河内さんが座る窓側席も4分の1ほどのスペースを占領していた。彼に声をかけ、いったん通路に出てもらって予約していた窓側席に座ることができたが、隣席との間のひじ掛けは、両シートの背もたれの間に上げられていたそうだ。
「ひじ掛けを下げたままだと脇腹に食い込んじゃって痛いのでしょう。これで『Sorry』の一言でもあれば別ですが、申し訳なさそうにするそぶりもなし。しかも、私の左半身と彼の右半身はほぼくっついたままでしたが、そういう状況に慣れっこなのか、彼は一切気にする様子は見せませんでした」

