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井上尚弥対中谷潤人、元2階級制覇王者が「力量」分析...両者の差は「1、2年で縮まるレベルではない」

プロボクシングの元世界2階級制覇王者・畑山隆則氏(50)が、2025年9月20日に公開されたユーチューブチャンネル「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル」に出演し、26年5月に計画される井上尚弥対中谷潤人戦について、井上有利の見解を示した。

井上対中谷戦を語る元王者たち(ぶっちゃけチャンネルより)

井上、中谷が12月27日にサウジで「共演」

スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、32)は、14日に名古屋でWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、30)を大差判定で破り、王座防衛に成功した。

次戦は、12月27日にサウジアラビア・リヤドでWBC世界同級1位アラン・ピカソ(メキシコ、25)と対戦する。ピカソに勝利すれば、26年5月に東京ドームで、世界3階級制覇王者で無敗の中谷潤人(M・T、27)とのドリームマッチが計画されている。

井上はアフマダリエフとの試合後、リング上から会場で観戦していた中谷に向かって、「中谷君、あと1勝。12月お互い頑張って、来年、東京ドームで会いましょう」と呼びかけた。

スーパーバンタム級に転向した中谷は、次戦で井上と同じリングに上がる。12月27日にサウジアラビア・リヤドで行われる興行で、WBC世界スーパーバンタム級8位セバスチャン・ヘルナンデス(メキシコ、25)と対戦する。

井上、中谷それぞれが勝利すれば、26年5月の対戦が実現する見通しだ。

動画の中で、アフマダリエフ戦を振り返り、話題が井上対中谷戦へと移ると、畑山氏は6対4、もしくは7対3で井上有利を支持。そして、アフマダリエフ戦を現地観戦した中谷の心境を、次のように推測した。

「中谷は作戦の軌道修正をしなくてはいけなくなる」

「中谷は思ったと思う。『このボクシングをされたらきつい』と思ったと思う。『このボクシングだと作戦を修正しないといけないな』と思ったと思う。やっぱり、中谷は『(懐に)入ってきてもらわないと勝負にならない』と思っていると思う」

井上はアフマダリエフとの試合前、「今回は判定決着でもいいかなと自分自身思っている」とし、「KO宣言」を封印。この言葉通り、試合では無理に倒しにいかず、適度な距離をとって戦い続けた。結果、まともに被弾することなく完勝した。

畑山氏は「井上にあのボクシングをされると、中谷チャンピオンも気が強いから行っちゃう。ムロジョンみたいに我慢できればいいが、日本人は絶対に行っちゃう。同じ日本人同士でやるというのもあるし、あんなふうに我慢できない。行ってしまう。そうなると、当然倒されるリスクが高くなる。だから作戦の軌道修正をしなくてはいけなくなる」と分析した。

配信元: J-CASTニュース

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