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能登半島地震後の自然と海の変化に向き合い、「学ぶ楽しさ」を育む海洋教育

[3]海に住む生き物を飼育する

海で暮らす生き物を飼育してみるのもおすすめ(※)。生き物への関心が高い子どもたちが、飼育体験を通して生き物たちの多様性を知り、海への関心を高めることにつながる

  • 公的に認められた漁師のための権利「漁業権」の侵害や、法律で禁止されている特定水産動物(アワビ、ナマコ、ウナギの稚魚)の採取に触れる恐れがある。また毒を持った危険な生物もいるため、各自治体や環境省のホームページなどで、取り扱いについて事前に確認する。また飼育方法についてもしっかり調べてから採取するよう心がける

能登半島地震によって、自然に対する子どもたちの見方にどのような変化があったのか。それを知るため、里海研へ取材を申し込みました。

取材を通して見えてきたのは子どもたちの気持ちだけではなく、海洋教育が災害からの復興にも大きく影響するということ。身近にある海や自然に触れることで地元への愛が育ち、その思いが地域を活性化させる力を育むのだと感じました。

取材で出会った小木小学校の生徒たちの海岸に隆起した地層に触れるときのキラキラした目、楽しそうな姿がとても印象的でした。里海研のような海洋教育への取り組みが、日本全国に広がり、過疎化で苦しむ地域が一つでも減ることを願います。

撮影:十河英三郎

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