自分の素顔をさらけ出すなんてもってのほか、コンプレックスを持っている人の方が多いでしょう。
左右の視線が合わない状態である「斜視」を生まれつき抱えるしゃしみさんは、かつてコンプレックスだった斜視をあえて武器にして、SNSで発信活動を行っています。
「斜視あるある」を中心にした投稿はたちまち話題を呼び、中にはTikTokで450万回以上再生されたものも。
今回は、しゃしみさんが斜視をチャームポイントと捉えられるまでの苦労や、人生のターニングポイントについて伺いました。

◆小学生時代に斜視を指摘されてコンプレックスに
ーーしゃしみさんは、どういったタイプの斜視なのでしょうか。しゃしみさん:私は間欠性外斜視といって、基本的には片目が外側に向いているけど、目に力を入れればまっすぐ向けるタイプの斜視です。
自分が斜視だと気づいたのは、小学校低学年の頃でした。同級生に「目が変だよ」と言われたので親に話したところ、斜視であることを知らされました。
親としては、別にわざわざ言うことでもないと思っていたみたいです。幼少期に斜視について説明しても、理解できないと思いますし。
でも、小学校で「目、どこ向いてんの」「気持ち悪い」と言われるようになってからは気にするようになりましたね。
ひどいじめを受けたり、塞ぎ込んでしまったりとかではないですが、コンプレックスになってしまいました。
◆ウィンクやポーズで斜視を隠していた学生時代
ーー思春期に入ると、とくに女性は自分の見た目を気にする人が多いと思いますが、しゃしみさんはいかがでしたか。しゃしみさん:思春期って、体型や顔のかわいい・かわいくないとかも気になり始めるじゃないですか。目って顔の中でも一番気になるパーツですし。
だから、写真を撮るときは斜視がバレないようにウインクしたり、前髪で目を隠したりしていました。
そのとき流行ったポーズでもありますが、わざと下向いてピースすることも少なくありませんでした。人と話すときも目を合わせられなくて、わざと視線を外していました。
人からの見られ方は、ハタチくらいまでずっと気にしていましたね。
ーー斜視には治療があると聞いたことがありますが、しゃしみさんは行いましたか?
しゃしみさん:私は大人になってから眼科に行ったところ「再発の可能性があるし、正直治らないと思う」とお医者さんに言われて、治療はしていません。
子どもや軽度の人は、プリズムメガネというメガネを使用して治療するそうです。メガネで治らなければ、手術で直す方もいらっしゃいますね。

