◆“10~20歳も年下の彼女”持ちの男は意外といる?
今回の妹尾氏の「おじさんが人と話すのやめてくれない?」という発言はまさにそうで、この言葉を真に受けて能動的に女性に話しかけることをやめてしまったら、モテる・モテない以前の問題で、恋愛が成立しなくなるでしょう。この妹尾氏の主張と近しいのが、近年よく話題になる「おぢアタック」です。
35歳以上の男性が8歳以上年下の女性に対して恋愛的アプローチをするという行為を指す言葉で、相談者のアヤトさんも当然、「おぢアタック」という概念を知って、年下女性との恋愛に尻込みしてしまっています。
しかし、妹尾氏の今回の主張だけでなく、極論を言えば「おぢアタック」だって無視してOK。
筆者のまわりには、30代後半から50代前半の男性で、年齢が10歳も20歳も下の彼女がいる人が何人もいます。パパ活などではなく純粋な恋愛関係です。そしてその場合、むしろ年下彼女のほうが夢中になっているパターンが多いです。
そういった男性たちはえてして恋愛強者なので、“10~20歳も年下の彼女がいる”という話を一般論化したいわけではないのですが、そういう男性が存在しているのも事実なわけです。
さて、そんな“10~20歳も年下の彼女がいる”男性たちが、妹尾氏の主張や「おぢアタック」を気にしているでしょうか?
答えは「NO」。気にしちゃいません。
いちいち気にしていたら、年齢差がかなりある年下女性との恋愛なんて成立してないからです。
もちろん非常識なレベルの自信過剰やセクハラまがいのアプローチは厳禁ですが、年下女性の感情を慎重に見極めつつ、節度を守って口説くなら、筆者は「おぢアタック」も“アリ”だと考えています。年の差恋愛はしちゃいけないなんて法律も常識もルールもないんですから。
◆妹尾ユウカ氏の発言は適当にスルーするのが正解
妹尾氏は主語が大きい発言をして注目を集めるのが常套手段なので、こういう特定の層(今回のケースは中年男性)に“呪い”を掛けたがるタイプの人の意見には耳を傾けず、適当にスルーしておくのが正解です。ちなみに筆者の主張には、「生存者バイアス」がかかっているように思えるかもしれません。年齢差がある年下女性と付き合えているという成功事例だけを挙げて、失敗事例から目を背けているようにも見えるでしょう。
ですが、決してそんなことはありません。
そもそも「100%全ての女性から好かれること」なんて不可能。「100%全ての女性から嫌われないこと」は可能ですが、「好かれる」≠「嫌われない」なのは言わずもがなです。世の中の全女性から「好き」「付き合いたい」「抱かれたい」と思ってもらえる男性なんて、存在しません。
それは逆に考えると、ある一定の層から「好き」「付き合いたい」「抱かれたい」といった強い好意を抱いてもらうためには、違う価値観の層の女性から嫌われる覚悟も必要ということ。
要するに、妹尾氏に共感・同調する女性は一定数いるでしょうが、そういった層から嫌われる覚悟を持ったうえで、彼女たちの価値観や主張を無視するのが、恋活がうまくいくコツなのです。
“10~20歳も年下の彼女がいる”という男性は、成功体験だけしか味わっていないのではなく、女性から嫌われるという失敗体験もしっかり味わっており、それでもなおトライ&エラーをし続けられる男性ということでもあります。

