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【50代のこよみ養生 Vol.38】炎症、吹き出物、かゆみ⋯⋯夏の肌トラブルはこの薬膳食材で改善

【50代のこよみ養生 Vol.38】炎症、吹き出物、かゆみ⋯⋯夏の肌トラブルはこの薬膳食材で改善

最近、肌の赤みや炎症が気になる、吹き出物がよくできる⋯⋯そんな悩みはありませんか?
こよみは二十四節気(にじゅうしせっき)「大暑(たいしょ=7月22日〜8月6日)」となりましたが、この時期は高温多湿が原因の肌トラブルが現れやすいとき。薬膳で体の内側からアプローチして、美しい肌を守っていきましょう!

1年で最も暑い「大暑(たいしょ)」はなぜ肌トラブルが増える?

太陽がジリジリと照りつけて、体が焦げそうになる毎日ですね。こよみでは1年で最も暑い「大暑(たいしょ=7月22日〜8月6日)」の季節となりました。この時期は気温も湿度も高いので、肌はほてりながらもベトベトとした状態に。吹き出物、炎症、しっしん、皮膚のかゆみなども多くなるときです。

この時期に肌トラブルが多くなるのは、大きく3つの理由が考えられます。
まずひとつめは、紫外線による肌のダメージ。紫外線を浴びた肌は炎症を起こしやすく、肌荒れしやすい状態になります。
ふたつめは高い気温と湿度で皮膚表面に雑菌が繁殖しやすいこと。蒸し暑さによって皮脂の分泌が増え、雑菌が繁殖して吹き出物や化膿などが起こりやすくなります。
そして3つめが、夏バテや疲労などによるバリア機能の低下。皮膚のバリア機能は気(き=エネルギー)によって支えられていますが、この時期は夏バテや疲労などによって気が不足しやすいため、バリア機能が低下してさまざまな肌トラブルが現れやすくなるのです。

これらの夏の肌トラブルを予防・緩和するために、スキンケアにプラスして、薬膳で体の内側からも肌の調子を整えていきましょう。

炎症や吹き出物などをやわらげる「清熱解毒(せいねつげどく)」の食材とは

紫外線による炎症などの肌トラブルは、「清熱解毒(せいねつげどく)」の薬膳でやわらげていきましょう。
清熱解毒とは、体内の余分な熱を冷まして炎症などをやわらげる作用のこと。次の清熱解毒の食材リストから、気になる肌トラブルの種類に応じてとり入れてください。

◉赤み・炎症
トマト⋯⋯皮膚の赤み・充血など
たんぽぽ茶⋯⋯炎症・ただれ、背中の肌トラブルなど
どくだみ茶⋯⋯炎症・ただれ、しっしんなど

◉吹き出物・化膿
あずき⋯⋯炎症をともなう吹き出物・化膿、下半身の皮膚の腫れなど
こんにゃく⋯⋯炎症をともなう吹き出物・化膿など

◉かゆみ・乾燥
豆腐⋯⋯全身のかゆみなど
きゅうり⋯⋯皮膚の乾燥など

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