
子ども達も独立し、自身も今年50歳を迎えたタイミングで、鎌倉での新生活をスタートさせた香菜子さんと、無印良品に出かけました。
家も、家族で過ごす場所から、夫婦二人の場所へ。生活雑貨も見直す絶好の機会。
香菜子さんがどんなものを選び、どう使うのか、少しのぞかせていただきます。
モデル
香菜子さん
モデルのほか、「LOTA PRODUCT」ディレクター、「おぱんつ君」プロダクトデザイナーとしても活躍。今年に入り鎌倉へ移住、東京との二拠点生活を開始。「大人のおしゃれ手帖web」にて連載もスタートした。
香菜子さんと訪れたのは「無印良品 東京有明」。
有明ガーデン内にあるショップで、1階から3階までの3フロアに展開する大型店です。
無印良品のほぼすべての商品をそろえているので、ディスプレイは圧巻。見ているだけで時間が溶けていきます。
なかでも、東京有明店の見どころはインテリアグリーン売り場。
無印良品の食器を花器として使ったり、家具売り場でもグリーンを合わせてコーディネートしている一角があったりと、実際に家に飾るイメージがつかみやすいのもうれしいポイントです。
お茶のほか、しっかり食事ができるカフェも併設。素材そのもののおいしさを引き出した料理は、日々の献立の参考にも。
インテリアグリーン売り場にも力を入れている東京有明店。
ビギナーからマニアまで、幅広いニーズに応える充実の品ぞろえ。
「鎌倉生活は始まったばかり。暮らしが落ち着いたらグリーンも増やしていきたいですね」と香菜子さん。
ひと息つくなら、広いスペースでゆったりくつろげる「Café&Meal MUJI」へ。
香菜子さんのお気に入りは、「本和香糖の焼きプリン」。
少し固めで、本和香糖のやさしい甘さと卵の昔なつかしい素朴な味。
ほろ苦いカラメルと好相性のコーヒーとともに。
限定店舗で展開する「MUJIBakery」では、素材にこだわり、店内で焼き上げたパンを販売中。
心和むグリーンをお部屋に。
コウモリラン苔玉¥1,900
※器は別売りです
実は今年に入って、東京と鎌倉の2拠点暮らしを始めた香菜子さん。
鎌倉の新居を今まさに整え中なので、部屋のスペースに合った収納アイテムなど、どんなものが必要か、具体的なイメージがしっかり頭の中に。
事前にオンラインショップも確認済みで、迷いなく狙ったアイテムをピックアップしていきます。
「キッチン用品や食器の愛用品は多いです。最近、息子が家を出たんですけど、引っ越すときに無印良品で買ったボデガのグラスを持っていっちゃったんですよ。実は気に入っていたみたいで。だ
から、最近同じグラスをそろえ直しました(笑)」
調理道具は黒のシリコンツールのシリーズがお気に入り。
「スパチュラやスクレーパー、菜箸も使っているかな。意外と細々した道具が増えがちなキッチン
では、道具を黒で統一するとすっきり見えるんですよね」
ベーシックな色調で整えられた香菜子さんのキッチンですが、「1点、色も効かせたくて」と選んだのがエンジのワゴンラック。
黒が少し混ざったような落ち着いた色調なので、木製のアンティーク家具などとも好相性。
キッチンはもちろん、ダイニングで使っても、しっくり馴染みます。
しかも実用性も◎。
「両方が叶うのが無印ですよね」
香菜子さんが無印良品を訪れると真っ先に向かうのが食器やキッチン雑貨のコーナー。
「このトレーは小さいサイズのものを家で使っています」
移住して改めて必要性を感じたのが災害時の備え。
新居で使いたいというワゴンをチェック。「ほしいのはエンジ色です」。
調理器具の中で今バズっているのが「せいろ」。
油を使わずヘルシーに調理できると人気。ごはんやパンの温め直しにも。
竹材蒸籠本体(深型大)各¥1,490、蓋(大)¥890
「このお皿の色違いを愛用しています」
と教えてくれた香菜子さん。業務用を参考にしたという、フチがあって持ちやすい白磁のオーバル皿。
磁器リムオーバル皿(小/白)各¥690
「レトルトカレーと一緒にストックしておくと安心ですね」と香菜子さん。
炊きたてのごはんを急速乾燥させたアルファ米で、調理はお湯や水を入れるだけ。
備蓄ごはん白米¥390
「新しい暮らしに足りないものを探しにきました」
引っ越してすぐ、災害時の備えの必要性を痛感する出来事が。
「断水を経験しまして。でも、給水を受けるための容器がなくて、水をもらうのにとても困ってしまって。海も近いので、以前よりも防災意識が高まりました。あ、こんなものもあるんだ!」と、香菜子さんが手に取ったのが、お湯や水を入れるだけで食べられる白米の備蓄ごはん。
「無印良品のレトルトカレーもよく食べるんですけど、普段食べているものをローリングストッ
クできるのは安心です」
今回もう一つ驚いたのが、ペット用品の充実ぶり。愛猫家でもある香菜子さんは、猫草をリピート買いしているそう。
「猫が猫草を食べるときに、すぐに倒しちゃうんです。だから、それを安定させる器が欲しかったんですけど、ありますね!」と、猫草栽培セットを袋のまま入れられる瀬戸焼の磁器角鉢を発見。次回の買いたいものリストに入りました。
「こんなものがあればいいのに、が叶うのが無印良品。例えば、定番の収納ケースもカスタムアイテムが増えて、使い勝手がさらによくなったりする。デザインも機能面もサイズも、日本の暮らしにちょうどいい。足りないものがあると、自然に無印良品に足が向かいます(笑)」
「無印良品の食器は質感やサイズが絶妙で、和洋問わず、どんな料理にも合うんですよね」と香菜子さん。
家のあらゆる場所で活用している「収納ケース」も毎回チェックするアイテム。
大人気のインテリアフレグランスオイルは、季節限定の「キンモクセイ」に注目。
香菜子さんはスティックタイプのお香もお気に入り。
気分転換に最適。「ウッディー系の香りが好きなので」と手に取ったのが、こちら。
お香 ウッディーアンバー¥490
新居のテラスで使いたいと購入を検討しているのが、このスツール。アルミ素材なので、軽くて丈夫。スタッキングもできる。
中でも外でも使えるアルミスツール(エンジ)¥9,990
愛猫の「ぼんさん」のために、猫草も必需品。
土の代わりに再生粉砕パルプを使用しているので、猫が倒してしまっても土で汚す心配なし。
土を使っていない猫草栽培セット¥250
無印良品 東京有明
東京都江東区有明2-1-7 1F ~3F
Tel: 03-6380-7818
営 月~金10:00 ~ 20:00、土日祝10:00 ~21:00
撮影/砂原文 ヘアメイク/成田祥子 文・編集/鈴木香里
大人のおしゃれ手帖2025年11月号より抜粋
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