いつまでも輝く女性に ranune
2階にトイレを増設できる?費用相場や注意点、費用を抑えるコツを解説

2階にトイレを増設できる?費用相場や注意点、費用を抑えるコツを解説

7.2階にトイレを増設する際の費用を抑えるコツ

限られた予算の中で2階にトイレを増設するために、押さえておきたいポイントがあります。費用を軽減するための3つのコツをご紹介します。

7-1.配管がしやすい場所につくる

トイレ増設で費用の多くを占めるのが配管工事です。
工事費は、先述のとおり配管の距離が長いほど高くなります。そのため、既存の配管の真上など、給排水管の縦引きだけで済む、あるいは横への延長が最短で済む場所に設置すれば、費用を最小限に抑えられます。
理想的な設置場所は、1階トイレの真上や、洗面所・浴室など他の水回りの真上付近です。間取りを再確認し、配管ルートが短くなる場所を選びましょう。

7-2.トイレ本体のグレードを落とす

トイレ本体のグレードは、全体の費用に大きく影響します。
多機能な最新モデルのトイレを選ぶと、費用は跳ね上がります。生活に必要な機能が付いた標準モデルやベーシックなグレードを選ぶことで、数十万円単位で費用を抑えることが可能です。
トイレ本体の選択には「生活に合った必要な機能」と「費用」のバランスを考慮することが大切。家族の要望を整理して、最適な一台を選びましょう。

7-3.補助金を活用する

2階へのトイレ増設リフォームでは、条件を満たせば国や自治体の補助金制度が活用でき、費用負担を軽減できる場合があります。

トイレ増設が補助対象となる主な事業・制度例

子育てグリーン住宅支援事業

介護保険における住宅改修

これらの制度は、節水型トイレ導入の省エネ改修やバリアフリー化、二世帯住宅(三世代同居)のトイレ増設に関わる工事を、補助の対象としています。
ただし、申請には一定の条件が設けられているため、事業の公式サイトなどで事前に詳細を確認しましょう。

そのほか、自治体でも独自のリフォーム補助金制度を設けていることがあります。
それぞれの自治体によって制度の有無や内容が大きく異なるため、お住まいの市区町村の窓口やホームページなどで確認しましょう。
上限に達すると利用できなくなる補助金制度もありますので、早い段階で施工業者に相談し、利用可能な補助金がないか確認してもらうのがおすすめです。

▼トイレリフォームの補助金の詳細は、こちらの記事もご覧ください。

【2025年度版】トイレリフォームで使える補助金は4種類!申請条件も解説

7-4.複数社から相見積もりを取る

リフォーム会社によって費用は大きく異なることがあります。そのため、複数の業者から見積もりを取り、工事の内容や費用の妥当性を比較して確認することが大切です。
複数社を比較した中で最も信頼できる業者を選ぶことが、後悔しないリフォームの鍵となります。

8.まとめ

2階のトイレ増設は、暮らしの快適性を高めるのにおすすめなリフォームです。メリット・デメリットを把握したうえで自宅にも必要かどうかを検討しましょう。
設置費用は増築の有無やトイレ本体のグレード、設置場所によっても大きく変動します。設置場所を工夫する、補助金を活用する、相見積もりをとるなど、費用を抑えるコツを取り入れた計画を立てましょう。

業者を選ぶ際には、トイレ増設の知識が豊富な業者や補助金に詳しい業者に依頼することが大切です。信頼できる優良業者に相見積もりがとれるリフォームガイドをぜひお役立てください。

あなたにおすすめ