【レシピ2】福を重ねるハボタンの迎春コンテナ

玄関先にどん、と構えたクラシカルな大鉢に、ハボタンを中心に黄色い花をたっぷり合わせた寄せ植えです。牡丹の花のように葉が幾重にも重なるハボタンは、「福やお金が重なってふくらむ」イメージで、冬の金運植物の主役にぴったり。さらに、明るい黄色のキンセンカやパンジー、ビオラを組み合わせることで、寒い季節でも華やかで明るい雰囲気になります。キンセンカも金色の杯という意味を持つ縁起のいい花です。
使っている植物の例
- ハボタン(白系)
- パンジー&ビオラ(黄色、白系)
- キンセンカ(カレンデュラ)‘スノープリンセス’
- スキミア‘マジックマルロー’など斑入り葉の低木
- アイビー、ハツユキカズラなどのつる植物
植え方・デザインのポイント
- 鉢の中央寄りにハボタンを配置し、福が重なる“芯”をつくります。
- 草丈が30〜50cmになるキンセンカは後方へ配置。
- 鉢の縁に沿ってパンジー、ビオラ、スキミアでぐるりと囲み、金色のリングのようなイメージに。
- 手前にはつる性の斑入り葉を垂らすと、豪華すぎず上品な華やかさに。
- 玄関の片側に置くなら、通る人の目線の高さと動線を意識し、正面から見て一番きれいに見える向きを決めて植え付けましょう。
【レシピ3】冬から春へ、福がぐんぐん伸びるハボタン鉢

冬はふっくらと丸くまとまったハボタンのロゼットを「福の塊」のようにギュッと集めてボリューム感を。春が近づくと、同じ鉢からすっと茎を伸ばして花を咲かせ、寄せ植え全体のシルエットが大きく変化します。一般には「ハボタンが伸びて形が崩れた=おしまい」と思われがちですが、ここではあえて、その“変化”を楽しむ寄せ植えに。寒い時期に蓄えた運気が、春に向かってぐんぐん伸びていくような、めでたい1鉢です。

使っている植物の例
- ハボタン(白・フリル咲きなど数株)
- シロタエギク(シルバーリーフ)
- ビオラ(クリーム~レモンイエロー系)
- 斑入りのツル植物や低木(ハツユキカズラなど)
- アリッサムなどの小花
植え方・デザインのポイント
- ハボタンは鉢の中央に複数株まとめて植え、シルバーリーフやビオラを周囲に配置して“花束の土台”をつくります。
- 冬のあいだは鉢の縁より少し内側に収まるよう、ドーム状にこんもりさせると安定感のある姿に。
- 春に伸びることを前提に、後ろ側には少しスペースを残しておくと、とう立ちしたときのシルエットが美しく出ます。
伸びてきたらどう楽しむ?
- とう立ちしたハボタンは、そのまま育てて「運気が伸びる」「福が花開く」時期として楽しみます。
- 花茎を数本切り取って、花瓶に活けて室内で楽しむのもおすすめ。鉢と花瓶の両方で“二重に福を飾る”イメージに。
- 形が大きく乱れてきたら、ハボタンを思い切って抜き、新しい初夏向けの草花に植え替えれば、鉢の中の運気リレーが完了です。
