◆パタヤは“昔のタイ”に近い雰囲気

カワノ:現在の住まいは1ベッドルームで家賃8500バーツ(約3万9000円)のコンドミニアム。今は健康にも気を遣って、自炊と外食は半々です。タイの水は硬水で洗濯すると服が傷みやすいので、服はネットで安く買って着倒します。
酒代を抑えるために、家飲みでは酒税がかからない料理酒扱いの2リットル290バーツの激安ワイン(約1300円)を買っていて、これが意外とイケるんですよ。生活費は合計で月5万バーツ(約23万円)前後。正直、東京で生活していた頃の生活費とあまり変わらないかも(笑)。
——移住を通して心境に変化はありましたか?
カワノ:10年前にバンコクに3か月だけ住んだことがあるんですけど、当時に比べると“何をやってるかわからない移住者”は減った印象。バンコクは家賃も物価も上がっているので、きちんと働いている人や資金のある人しか住めない街になってきたのかなと。その点、パタヤは昔のタイの物価や雰囲気に近く、気軽に生活できる気がします。
——移住を考える人へのアドバイスがあれば教えてください。
カワノ:SNSの移住情報は、あまり鵜呑みにしないほうがいいと思います。特にタイはビザや制度のルールが頻繁に変わるので、「YouTubeで見た情報と全然違う!」ということもよくあります。あと、タイはいい意味でゆるいので、実際は日本人が知らないような抜け道もいくつかあって。移住初心者の人ほど、現地で長く暮らしている日本人や在住者のリアルな声を聞くのがおすすめですね。
<取材・文/日刊SPA!取材班>














