◆人間関係の“越境”が仕事への誇りを生む瞬間

職場では誰からも褒められなかった仕事が、職場とは異なる人間関係の中では、とても価値の高い仕事として尊敬されたのです。
以来、Sさんは自分の仕事に誇りを持ち、見違えるように意欲的に取り組むようになりました。
職場という狭い人間関係から越境し、Sさんの世界は変わりました。
◆自分の価値に気づけ! 人間関係の“越境”で広がる仕事観
隣の芝生は青く見えると言いますが、自分の足元の芝生の色に気づいていない人は少なくありません。ぜひ一度、職場の狭い人間関係、固定された上下関係から離れて、人間関係を越境し、自分の仕事への客観的な意見に触れてみてください。
自分が今携わっている仕事の意義や価値は、意外と自分自身ではつかみ切れないもの。
フラットな人間関係の先に、仕事観が変わる出会いが待っているかもしれません。<文/沢渡あまね>
【沢渡あまね】
さわたり・あまね 作家・企業顧問/組織開発&ワークスタイル専門家。 あまねキャリア株式会社 代表取締役/一般社団法人ダム際ワーキング協会代表、『組織変革Lab』『あいしずHR』『越境学習の聖地・浜松』主宰。磐田市”学び×共創”アンバサダー。 大手企業 人事部門・開発部門、食品製造業ほか顧問。労働法大改正戦略コンソーシアム総合顧問、プロティアン・キャリア協会アンバサダー、DX白書2023有識者委員。 400以上の企業・自治体・官公庁 で、働き方改革、組織変革、マネジメント変革の支援・講演および執筆・メディ ア出演を行う。著書『新時代を生き抜く越境思考』『EXジャーニー』『組織の体質を現場から変える100の方法』『職場の問題地図』ほか。#ダム際ワーキング 推進者。

