いつまでも輝く女性に ranune
「夫に色情霊が憑依して…」オカルト女王・角由紀子が語る“本当にあった怪異”と創作の裏側

「夫に色情霊が憑依して…」オカルト女王・角由紀子が語る“本当にあった怪異”と創作の裏側

◆不安が人を“オカルト”にのめり込ませる

1118_トムライ④
──最近、日本では「オカルトブーム」が来ていると言われていますが、ブームのきっかけは何だと思いますか。

角:やっぱり「不安」ですよね。なんらかの不安を抱えている人が多くて、ホラーにすがる部分があるんじゃないでしょうか。

文野:占いやスピリチュアルが好きな人も、環境の変化や恋人との別れのような不安があると、それにのめり込んでしまう印象がありますね。

角:はっきりした因果は不明ですが、私が編集長だったオカルトメディア『TOCANA』では、大地震後などにアクセスが急増しました。本格的なブームはコロナ禍からで、巣ごもりでYouTubeのオカルト動画を見る人が増えたことも要因でしょう。根底には、不安をホラーやオカルトの恐怖で上書きし、ストレスを発散したい欲求があると感じています。

◆作中に出てくる「11次元瞑想」の正体は…

──災害や病原菌など責任の所在がない不安を、恐怖体験で発散しているのでしょうか。

角:そうだと思います。先行きが見えない時代だからこそ、オカルトで不安を和らげられるのはむしろ良いことだと思います。

──作品に登場するオカルト雑誌『アストラル』の編集長が言っていた「11次元瞑想」とはどんな瞑想法ですか。

1118_トムライ⑤
角:「11次元瞑想」は実際の瞑想法ではなく、作品のために私が考えた造語です。オカルト業界には多次元にアクセスする方法がさまざまあり、提唱者によって世界の捉え方も異なります。「3次元を超えて11次元まである」と考える人もいれば、「15次元まである」という人もいます。私は、15次元までアクセスできるマシンを使ったことがあります。

文野:マシンで15次元にアクセスしたとき、どんなことが起こったんですか。

角:「タイムウェーバー」というマシンで、別次元にアクセスして私の「現在」と「過去・未来」の状況を見られるということで体験してみました。量子情報のやり取りで私のデータが出るのですが、そのとき私を表すキーワードのトップ3に「呪いじゃ~!」が入っていたんです。その頃ちょうど呪物を集めはじめたので、「えっ、なんでバレたんだろう?」と驚きました。ドイツのマシンなので出力もドイツ語のはずなのに、ここだけ日本語の口語で出てきたのでびっくりしました。


配信元: 日刊SPA!

提供元

プロフィール画像

日刊SPA!

日刊SPA!は、扶桑社から発行する週刊誌「週刊SPA!」が運営するニュースサイトです。雑誌との連動はもちろん、Webオリジナルの記事を毎日配信中です。ビジネスマンが気になる情報を網羅!エンタメ・ライフ・仕事・恋愛・お金・カーライフ…。ビジネスタイム、プライベートタイムで話したくなる話題が充実!

あなたにおすすめ