いつまでも輝く女性に ranune
“人口156人”の青ヶ島に住む40歳女性が描く展望「東京本土での暮らしに戻るのは無理ですね(笑)」――仰天ニュース特報

“人口156人”の青ヶ島に住む40歳女性が描く展望「東京本土での暮らしに戻るのは無理ですね(笑)」――仰天ニュース特報

◆若い人たちからの注目も実感

佐々木加絵さん
「人が少なすぎる」のは、長所であり短所で鵜もある
――島の暮らしの魅力はどんなところですか?佐々木さんは東京本土での暮らしも約20年と長かったので、暮らしの違いについて色々感じていることがあると思いますが。

佐々木:若い時に何かにチャレンジするなら、やっぱり東京本土の方が色々な可能性がりますし、東京本土にしかない仕事も多いですよね。ただ、青ヶ島も東京都ですし、例えば新しく事業を立ち上げようとなれば、助成金とかもあったりするんです。何をやりたいかにもよりますが、人によっては島の方が色々始めやすい場合もあると思います。隣の八丈島でも色々な事業をされている方がいますし。

 短所を挙げるなら、やっぱり人が少なすぎることじゃないですか(156人 ※2024年1月1日時点)。それが長所でもありますけどね。人が少ないからこじんまりと暮らせて、人との繋がりも実感できますし、子供たちも安心して暮らせるのがいい部分だと思います。ただ、例えば飲食店をやろうとなっても、150人ちょっとだと食べていくには厳しいかな……みたいな。そこは短所かもしれないですね。

――青ヶ島ちゃんねるの影響もあり、実際に移住されてきた方もいるそうですが、そういったことが動画を投稿される上での目標のひとつにもなりますか?

佐々木:目標というか、やっぱり移住者が増え、人口が増えるというか……人口を減らさないようにするっていうのことが大事なのかなと。私みたいに色々な活動をしている人間がいると分かると、「自分にも何かできるかな」という感じで若い人たちが連絡をくれたりするんです。青ヶ島は若い人たちからも注目されていると実感しますし、移住される方も今後増えてくると思います。

◆移住者と地元民の間のクッションになりたい

――青ヶ島に移住したいという方は今も多い?

佐々木:移住を考えているという方は結構いますね。村の方では住宅を急ピッチで建ててくれていますし、住む場所さえできればあとは何とでもなるかなと。それと、青ヶ島は起業家の方たちからビジネスの面でも注目されているみたいで。何か新しい取り組みを進める上で、人口が150人ぐらいだと実証実験みたいなこともやりやすいみたいなんです。私はよくわからないのですが。

――移住を考えている起業家の方と佐々木さんが協力して何かをやることも?

佐々木:あり得るかもしれません。そこで私にできることといえば、地元民としての立ち回りというか。そういう外部の方たちが急に来られても理解を得られないと思うのですが、私が間に入ってクッションみたいになれたらいいのかなと。「あの方たちは怪しくないよ」みたいな(笑)。

 やっぱり知らない人が急に来て何かをやろうってなっても結構難しいと思うので。逆にちょっと変な人が来た場合は、「何をしようとしてるんですか?」と私がちゃんと阻止しますし、話し合ってみようかなと。やっぱり今住んでいる方々の生活が一番大事だと思いますし、そのスタンスは変わらないですね。


配信元: 日刊SPA!

提供元

プロフィール画像

日刊SPA!

日刊SPA!は、扶桑社から発行する週刊誌「週刊SPA!」が運営するニュースサイトです。雑誌との連動はもちろん、Webオリジナルの記事を毎日配信中です。ビジネスマンが気になる情報を網羅!エンタメ・ライフ・仕事・恋愛・お金・カーライフ…。ビジネスタイム、プライベートタイムで話したくなる話題が充実!

あなたにおすすめ