秋バラを咲かせるための品種選びのポイント

秋バラを咲かせるために最も重要なことは、耐病性の強い品種を選ぶこと。しばしば起こりうることですが、梅雨時期に病害虫により葉を落としてしまうと、バラは光合成ができなくなるため株の力がなくなり、秋バラが順調に咲かなくなってしまいます。
梅雨に限らず、秋雨、台風の襲来と生育期に雨が多く、病害(特に黒星病)が発生しやすい日本では、最高の秋バラを咲かせることは、じつはプロにとっても決して容易ではありません。見事な秋バラを咲かせているバラ園は、数多くのバラ園の中でもほんの一握りといっていいかもしれません。

バラを育てたいと思う初心者には、なおさら秋バラを咲かせることは難しいようにも思えますが、近年は病害に悩まされにくい耐病性の強い品種が次々と登場しているので、以前に比べると秋バラを咲かせるハードルはだいぶ下がっています。秋バラを咲かせるためには、耐病性の強い品種を選ぶことが一番大切です。
あやせローズガーデンでよく咲くバラ10選
写真では印象が異なることがあるので、秋に咲いている姿を各地のバラ園で確認し、実際の花を見て選ぶのがおすすめです。以下からは、神奈川県綾瀬市の「あやせローズガーデン」の庭で、秋によく咲く注目の10品種をご紹介します。
