元セクシー女優が暴露「会えるアイドル＝友達」と勘違いする“危険ファン”の実態。イベントで実際に受けた“セクハラ被害”とは

◆運営側が演者と客の線引きをすることが必要

　いろいろ書いたが「会いに行けるアイドル」の文化は、距離感の近さに魅力を感じて通うファン、そして現場で直接客を捕まえられる演者と、双方のメリットは大きいけれどトラブルも多い。運営陣の体制を強化し、演者と客の線引きをすることが、距離感がおかしい人からの被害をある程度防ぐ方法といえよう。

　触る人は「触れた、ラッキー」くらいの感覚だろうけど、やられた側の傷は深い。おかしな客のせいで、イベント出演を一切控えてしまう人もいるくらいだ。いくら“提供する側”が気を付けても、ファン1人1人の意識が低ければ問題は必ず発生する。

　アイドルと直接コミュニケーションを取れたとしても、相手は舞台の上の人間。礼儀とマナーをわきまえてイベントに参加することが、いち大人として当たり前の行動ではないだろうか。

文／たかなし亜妖

―［元セクシー女優のよもやま話］―

【たかなし亜妖】
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。