女性と見紛うようなボーカルIZAMのビジュアルは世間に衝撃を与え、デビューシングル『Melty love』は88万枚の大ヒット翌年に発売した1stフルアルバムはミリオンセラーを記録し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのデビューだった。
しかし、そんなデビューから3年後にバンドは活動休止。メンバーはそれぞれソロ活動に進むも、デビュー当時ほどの露出をすることはなくなっていく。
それから月日が流れ、IZAMは現在どのような活動をしているのか。また、あの当時をどんな思いで過ごしていたのか。本人を直撃した。

◆デビューから数カ月は1〜2時間しか寝られなかった
ーーデビューされた1997年当時、テレビで見ない日はなく、音楽雑誌の表紙にずらりとIZAMさんが並んでいました。やはり、忙しさは相当なものでしたか?IZAM:そうですね。僕はもともと10時間くらい寝る人だったんですが、デビューから数カ月は1〜2時間しか寝られない日が続きました。
ーー「売れた」と実感した瞬間はありましたか?
IZAM:メジャーデビューの後、わりとすぐに海外に行ったんですよ。次の曲のレコーディングとMV撮影のために。なので、日本の状況はわかりませんでした。
ーー日本では、テレビや雑誌はもちろん、原宿の看板がIZAMさんだらけになる広告展開も強烈でした。
IZAM:そこまでのことと知らずに日本に戻ってきたので、事務所に行くため普通に山手線に乗ったんです。渋谷駅に降りたら、修学旅行生に「IZAMさんですよね」と声をかけられたんです。それをきっかけに周囲の人も「あ!IZAMだ!」となって、数千人くらい集まってしまって。
◆ブレイク当時は「給料制」だった
ーー大パニックですね。IZAM:意味がわからなかったですね。僕が戸惑っていたら、警察の方が来てくださってパトカーに乗せられて事務所まで送ってもらいました。
ーーとてつもない大ヒット。インディーズ時代に比べると、収入も数十倍〜数百倍になったんではないですか?
IZAM:実は、給料制だったので、一番忙しかった時も一般企業の課長~部長クラスのお給料だったんです。
ーーなんだか、大金を逃しているような…。
IZAM:でも、おかげで売り上げチャートが下がってきた時も「経済的にヤバい!」という経験は、ありがたいことにありませんでしたね。

