いつまでも輝く女性に ranune
「手取りは16万円。生活が苦しくて…」下着を売る27歳女性の悲しき事情…「夫との離婚資金を貯めたい」38歳女性も

「手取りは16万円。生活が苦しくて…」下着を売る27歳女性の悲しき事情…「夫との離婚資金を貯めたい」38歳女性も

◆2XLのパンツを履いてもらう

[パンツ売る女]のマル“悲”事情
 ではいったい、下着を買う男たちは何者なのか。

「40歳以上の男性と思われる人が購入者で多い」(Aさん)、「年齢も20~40代までバラバラ」(Bさん)と証言するが、Cさんは「オトナのお店やキャバクラに行くお金はないけれど、女性のぬくもりを感じたいという低所得者の男性が多い気がする」と分析する。

 当の男性にも話を聞くことができた。

「何度かやり取りをして、気に入った女性がいたら『2XLの大きなパンティを数日間はいて、それを送ってほしい』とお願いします。届いたら、自分がはくんです」

 こう話すのは福島県に住む独身のXさん(46歳)。出品者から送られた、顔出ししていない画像を見ながら、相手を想像し、においを嗅いだり生地の感触を楽しんで自慰行為に励むという。

 物を通して女性とコミュニケーションを取りたい、触れ合いたい。そんな娯楽になっているのだ。

 下着を売る女性が増えているが、購入したり、販売するのは法的に問題はないのか。弁護士の加藤博太郎氏は言う。

「購入者が18歳未満の下着を買えば、青少年健全育成条例で全国的にアウト。下着姿の画像を購入すれば児童ポルノ禁止法違反にもなり得ます。一方、成人から買うのは現状では問題ありません。売るほうは、継続して販売するなら古物商の免許が必要です。ちなみに、成人なら体液や糞尿、経血が付着していても基本的に問題はないと思います」

 令和のパンツ売りは、生活に困窮する女性と異性との触れ合いを求める男性を繋ぐ懸け橋なのかもしれない。

◆月商2000万円!? 販売サイトの内情

[パンツ売る女]のマル“悲”事情
ライブチャット機能を組み合わせた販売サイトが多い(※写真はイメージです)
 雨後の筍のように使用済み下着販売サイトが誕生しているが、内情は果たしてどうなっているのか。大手サイトの元従業員はこう打ち明ける。

「月間アクティブユーザーは女性が300人、男性は1000人くらいでしたね。ウチはチャット機能もあったんですが、声を聞いてると30~50代が多い印象ですね。最高で70代のおじいちゃんもいた。商品の送り先は局留めを指定する人が多く、公務員や社会的地位のある人が多いかもしれません。送り先がタワマンや高級住宅地で、毎月10万円以上使うヘビーユーザーも少なくない。意外と富裕層が多い印象でした」

 下着については「下痢便付き」などのハードな商品にも根強いファンがおり、また「経血付き」などリクエストを送る男性もいたとか。

「一番売れるのはオリモノ付きでしたね。また数千円プラスして、唾液や尿を容器に入れて一緒に送るケースも多かったです。売り上げは正確には不明ですが、月2000万円くらいかと。サイト側の販売手数料は10%だったので、大儲けってほどでもないですよ」

 “業界”は今後も成長し続ける。

取材・文・撮影/中山美里(オフィスキング) 山口晃平 奥窪優木

配信元: 日刊SPA!

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