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僕青・安納蒼衣”不思議ちゃん”に隠れた覚悟「慰めてもらう為に私はアイドルになったんじゃない」

僕青・安納蒼衣”不思議ちゃん”に隠れた覚悟「慰めてもらう為に私はアイドルになったんじゃない」

―[あの日夢見た雲組]―

 「僕が見たかった青空」、2023年6月15日に乃木坂46の公式ライバルグループとして結成したアイドルグループ(通称:僕青)だ。

僕が見たかった青空 雲組
(写真左上から時計回りに)青木宙帆 (あおき ゆうほ)、秋田莉杏 (あきた りあん)、宮腰友里亜 (みやこし ゆりあ)、安納蒼衣(あんのう あおい)、萩原心花 (はぎわら ここか)、工藤唯愛 (くどう ゆあ)、八重樫美伊咲 (やえがし みいさ)、伊藤ゆず (いとう ゆず)、持永真奈 (もちなが まな)、今井優希 (いまい ゆき)
 同グループはセカンドシングル以降、シングル選抜システムを採用。メンバー22人(1名活動休止中)は、表題曲やメディア出演をしていく選抜の「青空組」と、ライブなどを中心に活動する「雲組」の2つチームに分かれて活動している。



 この連載「あの日夢見た雲組」は、12月17日リリースの7枚目シングル「あれはフェアリー」で構成された雲組単独公演のライブとともに、雲組で切磋琢磨するメンバーに注目していく。

◆焦りと不安の中で始まった雲組活動

 7枚目シングルの選抜発表とともに、新体制の雲組10名での活動が始まった。今作で青空組から初めて雲組に移動してきたのは、埼玉県出身の18歳・安納蒼衣だ。10月22日に開催された雲組単独公演#22で雲組デビューとなった。初参加となる彼女は、限られた時間のなかで雲組楽曲など13曲の新しい振り入れが最初の課題だった。

僕が見たかった青空 雲組 安納蒼衣
安納蒼衣
「雲組公演は見学したことがあったので、1つの公演を仕上げる大変さは覚悟していたつもりでした。ただ、僕青祭2025の準備期間と被っていたので、頭の切り替えが追いつかないときもあって……。

それでも踊らないと雲組メンバーが今までやり込んで染みついたものには追いつけないし、私が雲組になったことで公演の質を落としてしまうのはイヤだったから必死でした。『本番まであと数日しかない……』という焦りや不安や恐怖、その感情がごちゃ混ぜになって精神的にもツラかったです」

◆「慰めてもらう為じゃない」アイドルとしての矜持

 選抜制が導入されたセカンドシングルから6枚目シングルにかけて青空組が活動してきたこそ、自分の居場所を失う怖さがあった。

「実は選抜発表の直後に、雲組の10人で初めて円陣をしたんです。そのときに印象に残っているのは萩原心花ちゃんが、『悔しいよね。でも、この10人なら絶対に大丈夫だから!』って先陣を切って全員の気持ちを代弁してくれたんです。雲組だって胸を張れるものがあるのに悲観的になるのはおかしいよねって。それで気持ちが切り替えられた部分は大きかったと思います」

僕が見たかった青空 雲組
開演前、モニターで会場の様子をチェックする萩原と安納
 雲組になったからといって、今までの積み上げてきたものが消えるわけじゃない。だからこそ、選抜発表後のブログには「慰めてもらう為に私はアイドルになったんじゃない」と文章に思いを込めた。

「ファンの方の期待に応えられなくて申し訳なくなる気持ちもわかるのですが、コメントを想像したときにネガティブなものが多くなっちゃうなと思ったんです。それは私の理想のアイドル像ではないし、悔しいじゃないですか。応援してくださる方に勇気や笑顔を届けるのがアイドル。私が推す側だったら、それを貫いてほしかったなって思うから」


配信元: 日刊SPA!

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