いつまでも輝く女性に ranune
僕青・安納蒼衣”不思議ちゃん”に隠れた覚悟「慰めてもらう為に私はアイドルになったんじゃない」

僕青・安納蒼衣”不思議ちゃん”に隠れた覚悟「慰めてもらう為に私はアイドルになったんじゃない」

◆「まだ自分がわからない」でもそれが好き

僕が見たかった青空 雲組
 不安を感じて眠れない夜、自信が持てない自分の背中を押してもらいたい。そんなときにお守りのように大切にしている本を読み返す習慣がある。また、彼女が“ファミリー”と呼んで持ち歩いているぬいぐるみたちも心に寄り添う大切な存在だ。

「生まれたときから一緒に居る子もいれば、最近迎え入れた子もいるので。今は100人ぐらいいるんですけど、お部屋の外に連れ出すときはテレパシーで感じ合いながら、コンディションで選んでいます。ライブのときは、傍で見守ってくれるだけで落ち着きますね」

 負けず嫌い、芯が強い、マイペース、奇人……など彼女を表現する言葉は幅広い。本人に安納蒼衣の魅力について聞くと、「アイドルを2年半やってきましたけど、まだ自分のことがよくわかっていないんですよね」と頭を悩ませた。

僕が見たかった青空 雲組
ファミリーとのツーショット
「最初の頃は『自分のことを知りたい!』って思っていたんです。でも、今はわからないほうが自分を嫌わずにいられる部分もあるんじゃないかなと。そのほうが可能性は大きくて好きだなって思っています」

◆「怖いぐらい泣き虫」になった自分の居場所

 7枚目シングルで雲組になってから、自分の新しい一面を知った。

「以前はメンバーにもファンの方にも弱い自分を見せたくなかったし、心の内を素直に見せることが苦手だったんです。でも、今は人間ってこんなに涙が出るんだって思うぐらい、怖いぐらいの泣き虫です(笑)。どれだけ泣いても受け入れてくれる雲組メンバーがいるという安心感があるからかもしれない」

 デビュー当時、漠然と思い描いていた未来図がある。「アイドル3年目には大きな会場に立てているんだろうなって。僕青は魅力溢れるグループなのに、その未来に届いていない現状に歯がゆさはあります」。それは自分に対しても同じだ。

僕が見たかった青空 雲組
「青空組に戻りたい気持ちはあります。だけど、自信があるかと言われたらまだ即答できないかもしれない。青空組はオールマイティーなうえに、自分の得意分野でさらに光るものを持っているメンバーが多いんです。周りに比べて、私には何もないなって感じて悔しさもありました。今は自分を大きく発信できる居場所が雲組単独公演なので、毎公演のなかで輝いている姿を見せて、推しじゃない人にも届けられるように頑張りたいです」

 彼女が描くストーリーは予想がつかないからこそ面白い。

【安納蒼衣(あんのうあおい)】
2007年、埼玉県生まれ。ニックネームはアオ。2023年6月15日に結成したアイドルグループ「僕が見たかった青空」(通称:僕青)のメンバー。僕が見たかった青空の2025年を締め括るワンマンライブ「BOKUAO青春納め2025」が12月28日(日)に東京・TACHIKAWA STAGE GARDENで開催決定。最新情報は公式HPをチェック。安納の個人Instagramは@_aoianno_bokuao

<取材・文/吉岡 俊 撮影/林 紘輝(扶桑社)>

―[あの日夢見た雲組]―

配信元: 日刊SPA!

提供元

プロフィール画像

日刊SPA!

日刊SPA!は、扶桑社から発行する週刊誌「週刊SPA!」が運営するニュースサイトです。雑誌との連動はもちろん、Webオリジナルの記事を毎日配信中です。ビジネスマンが気になる情報を網羅!エンタメ・ライフ・仕事・恋愛・お金・カーライフ…。ビジネスタイム、プライベートタイムで話したくなる話題が充実!

あなたにおすすめ