トレンドが点在する昨今、秋冬のランウェイでは、ニュートラルなルックが主流に。フランスを拠点に活動するメイクアップアーティストの佐伯裕介さんはこう語る。「’80s風のルックもありますが、全体的にはニュートラルなメイクが多かったですね。ただし、どれだけ“レス”にしたとしても、まぶたには薄いブラウンでうっすらと立体感を出しています。ブラウンを使うとき、上下でトーンに差をつけるとモダンな印象に」。

リップメイクもブラウンみのあるカラーに注目。「ブラウンみのあるレッドや、赤みを含んだベージュがおすすめ。シアーな発色や、少しツヤのある質感が特に大人には似合いそう。ベージュは人それぞれで似合うカラーが異なるので、実際につけ比べてみて」。

顔全体の印象を左右するアイテムとして、今シーズンはハイライトが多数ローンチ。自然な立体感を手に入れるコツは?「目の内側に“くの字”に入れるメイク法がリバイバル。下まぶたのキワに光を加えると、明るい印象になって清潔感がアップします。どこか聡明な印象や、ピュアさが加わるのでぜひトライしてほしいですね。また、明るめのコンシーラーをハイライト代わりに使うのも有効。より自然な立体感が得られます。いずれにしても、マチュア世代はどこかに光を加えるほうが、フレッシュな印象が手に入りますよ」

まぶたに寄り添うニュートラルカラー
エクシア
エレガントなツヤで、まぶたにハリ感をもたらすスモーキーな発色のピンクベージュ。透明感のあるまなざしへ。

