◆タイトな服を着れなくなったワケ

ももせ:なかなか合うサイズがないのは大きな悩みです。
今日の取材で着ているようなニット素材だと伸縮性があって着やすいし、私自身はタイトめな洋服が好きなんですけど……。
――ニットを着づらい理由が?
ももせ:シルエットがどうしても強調されてしまって、周りが危険なんです。
以前街中でタイトな服を着て歩いていたとき、自転車やバイクで二度見した人が転んでしまったことは何度もあります。
極めつけは軽トラの運転手さんが、こっちを見たまま電柱に突っ込んでしまって……。そのとき「事故が起こるから私服でタイトな服はもう着れないな」と本気で思いました。
――今はどんな服を着ているんですか?
ももせ:ほぼオーバーサイズの服です。でも胸の位置の問題で、普通のダボっとした服でもすぐシルエットが出てしまうんです。
マタニティワンピースでさえ、風が吹いたら形がわかっちゃう。仕事では伸縮性のあるニットを着ますけど、プライベートは“胸が目立たない服”しかない感じです。
◆下着はオーダーメイドで1枚10万円

ももせ:国産のものは基本的に無理ですね。
海外製も胸の縦のボリュームに布が足りなくて合うものがなかったので、いまは完全オーダーメイドです。
ワイヤーから特注で、1枚10万円くらい。3枚をローテーションで使って、寿命は1年くらい。洗濯機で洗えないので、手洗いが必須です。
――ここまで聞くと、胸の大きさが日常生活にものすごく影響しているのがわかります。
ももせ:そうなんです。学生の頃から徐々に大きくなっていったので“これが普通”と思ってきましたけど、グラビアを始めてから「やっぱり他の人より大変なんだ」と自覚しましたね。

