◆依頼主が喜ぶ姿に安堵
それから1週間後、事前の申告通り、清楚なピンクのワンピースにロングヘアという出立ちで、指定された待ち合わせ場所に現れた女性。「交際経験がないと聞いていたので、あまり男性受けしない感じの女性なのかと思っていたのですが、目の前に現れた彼女を見て驚きました。背が高くてスタイルも良く、おまけに目鼻立ちがはっきりとした美人顔だったのです。女優かモデルと言われても信じていたでしょう。一瞬見とれてしまったら『無理なお願いを言ってすみません。今日はよろしくお願いします』と丁寧にあいさつされたので、早速道玄坂のホテル街に向かうことにしました」
坂を一緒に歩きながら、あらかじめ予約しておいたラブホの前へたどり着いた2人。小峰さんは「ここでよろしいでしょうか?」と、念のため確認し、彼女がにっこりうなずいたので、ホテルへ入ったといいます。
「女性は、興味深く部屋中を歩き回ったりして、とても感動しているようでした。望みが叶ったようで、ひと安心です。一時はどうなることかと思いましたが……」
◆バスタオル1枚でベッドに横たわる女性

「どうやら、その女性はお風呂のジェットバスを試してみたくなり、私を呼んだようです。私がバスルームへ移動すると、女性はすでにお湯をためていたので、泡が出る入浴剤を投入し、ジェットバスの操作方法を教えてからバスルームの外へ出ました」
バスルームでは「ゴーゴー」と、ジェットバスの音が響いていましたが、私はスマホのメール返信に夢中になっていました。
「しばらくスマホと格闘していたのですが、ふと顔を上げると、バスタオル1枚でベッドに横たわる女性が視界に入り、『すみません、このパネルはどうやって操作するのですか?』と、今度は照明パネルに興味がわいたようなので、私は彼女のそばまで移動しました。しかし、次の瞬間、部屋中の照明が全部消えてしまったのです」

