母への援助のはずが、無職の弟に流れていて…
洋介さんは専門学校を卒業後、いくつか店を替わりながら飲食店に勤務して経験を積み、その後、30代後半になって父親に資金を借りて自分の店を開業しました。
「経営が大変という話は聞いていたのですが、まさか廃業していたなんて…」
裕美さんは苛立ちを隠さず続けます。
「伯母が言うには、母が〈40代の息子夫婦の年金を払って大変だ〉ってぼやいていたって…。でもそれ、きっと私が援助したお金ですよね?」
「自分の老後資金のつもりだったパート代、母のためならと思って送っていたのに、弟夫婦の国民年金になっていたなんて。許せません。もうお金を送るの、やめようと思います!」
裕美さんの怒りは、しばらく収まりそうにありません。
〈参考〉
厚生労働省「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」
(https://www.mhlw.go.jp/content/001359541.pdf)
THE GOLD ONLINE編集部ニュース取材班
