いつまでも輝く女性に ranune
遺言書を作りたいが、公証役場まで出向けない…「電子公正証書のリモート方式」活用という選択肢【司法書士が解説】

遺言書を作りたいが、公証役場まで出向けない…「電子公正証書のリモート方式」活用という選択肢【司法書士が解説】

制度のメリットと注意点

制度には、下記のようなメリットと注意点があります。

《メリット》

●高齢者や遠方の方でも自宅から遺言作成ができる

●証人がそれぞれの場所から立ち会える

●感染症などによる移動制限にも対応できる

●署名・保存が完全電子化され、紛失リスクが減少

《注意点》

●通信環境・機材の準備は不可欠

●公証人が「真意確認が難しい」と判断した場合はリモート不可

●本人確認や判断能力の確認はこれまで以上に厳格

便利さだけでなく、安全と信頼の両立がこの制度の本質とも言えるでしょう。

リモートでの遺言書作成に驚き

手続き後、百合子さんは「まさか家にいながら公証人の先生と話して遺言が作れるなんて…!」と驚き、感激した様子でした。

デジタル化という言葉から、クールで親しみにくい印象を受けるかもしれませんが、ここでは「会えない人と想いをつなぐ」優れたテクノロジーとして機能されているのです。デジタル化による「リモート遺言作成」は、テクノロジーと法律の融合によって生まれた、とても思いやりあふれる技術だといえるのではないでしょうか。

佐伯 知哉

司法書士法人さえき事務所 所長

あなたにおすすめ