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不器用さんでも失敗しない! 挿すだけで“プロ級”クリスマスリースの作り方

不器用さんでも失敗しない! 挿すだけで“プロ級”クリスマスリースの作り方

クリスマスリースの作り方

1. リース型吸水性スポンジに水を含ませます。その際、たっぷりの水の中にポンと入れて、ゆっくり浸水するのを待ちましょう。

2. ヒムロスギを10cmくらいにカットします。

ヒムロスギをカット

3. スポンジの面から斜め30°くらいの角度で、カットしたヒムロスギを挿していきます。

ヒムロスギをオアシスリングに挿す
ヒムロスギをオアシスリングに挿す

ポイント

まずはリングの上面に1周ヒムロスギを挿し、同様にリングの外側→リングの内側の順に、それぞれ1周挿していきます。その際、すべて同じ方向に挿していくのがポイント!

ヒムロスギをオアシスリングに挿す
まずは上面に1周挿します。
ヒムロスギをオアシスリングに挿す
上面を挿し終わったら外側を。
ヒムロスギをオアシスリングに挿す
最後に内側にも挿します。枝の向きを揃えて挿しましょう。

4. ヒムロスギでリースのベースができたら、ユーカリ、ヘリクリサムを入れます。

ユーカリを挿す
ヘリクリサムを挿す

5. ヒペリカム、ウィンターベリーといった赤い実ものを入れます。

実ものを入れる

6. ヒメリンゴの下に竹串を刺して、ヒムロスギの間に入れます。

クリスマスリースの赤い実

7. 松ぼっくりを入れます。松ぼっくりは、安定するようにワイヤリングして入れるのがおすすめ。ワイヤーをマツボックリの根元近くに引っ掛け、ワイヤー同士をねじるなどして足をつければ、スポンジに刺すことができます。

実ものを入れる

出来上がり!

王道カラーのクリスマスリース
トラディショナルなクリスマスリース

クリスマスカラーの意味

クリスマスカラー

クリスマスを象徴する緑と赤の鮮やかなコントラストは、単なる色の組み合わせではなく、古代から受け継がれてきた深い意味を持っています。

*生命の源としての「緑」

ヨーロッパの厳しい冬において、葉を落とさずに一年中緑を保つ常緑樹(モミやヒイラギなど)は、「生命の源」そのものを意味します。これは、冬の寒さや闇が続いても、春が必ず来て生命が再生するという、永遠の希望の象徴です。

*太陽と炎の力強い「赤」

赤は、人々に暖かさを与える太陽の光や、集いの場となる焚き火の炎を表します。古代のヨーロッパでは、太陽の力が最も弱まる冬至祭の際に、常緑樹を飾り、焚き火を焚くことで、太陽の復活を願う大切な儀式が行われていました。

「緑」と「赤」は、この冬至祭に欠かせない要素であり、現代のクリスマスへと受け継がれたのだそうです。

そして、現代のクリスマスツリーを彩るイルミネーションは、この焚き火の炎が変形したものなのだとか。暗い冬に光を灯し、希望と暖かさを呼び込むという願いが、現代では電飾のきらめきへと姿を変えたのです。

クリスマスカラーの緑と赤は、冬の闇を打ち破り、生命の希望と暖かな光を呼び戻すという、人々の切なる願いが込められた歴史的な色彩ということなのです。

イルミネーションで輝くクリスマスツリー
Nathapon Triratanachat/Shutterstock.com

そう思って、改めて駅ビルの巨大なクリスマスツリーを見上げると、その輝きに一段と深みを感じます。

キラキラと煌めく無数のイルミネーションは、ただ美しいだけでなく、人々が最も多く集う場所を明るく照らしています。この光景はまさに、遥か大昔のヨーロッパで、冬の闇を打ち破るために人々が集い、生命と希望の象徴である常緑樹の周りで、焚き火の炎に照らされていた夜の光景を彷彿とさせます。

現代のツリーの輝きは、時を超えて、あの頃と同じように多くの人々の心を明るく照らしているのかなと思いを巡らせるのです。

Credit 文&写真(クレジット記載以外) / 海野美規 - フラワー&フォトスタイリスト -

うんの・みき/フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。

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