◆「いまが一番かわいい」存在であり続ける
この満員御礼になったライブの会場に入ってまず感じたのが、近年のi☆Risのライブのなかでも、若年層と女性客の増加が顕著であったこと。これは、従来のアニメ作品きっかけで増えたファンのほかに、等身大の彼女たちの魅力を発信し始めたことが功を奏しているはず。
その積み重ねの先には、「まだまだ売れたい!」と語る彼女たちの目標のひとつである、“まだ空いている年末のスケジュール”(=紅白歌合戦など)が待っているのかもしれない。そんな可能性を感じさせてくれた13周年ライブであった。
【i☆Ris】
‘12年、結成。リーダーの山北早紀、芹澤優、茜屋日海夏、若井友希、久保田未夢からなる5人組声優アイドルユニット。発売中の26thシングル「夢へのヒトカケラ」は久保田がヒロインのティノ・シェイド役を演じる、TVアニメ『嘆きの亡霊は引退したい』第2クールのエンディング主題歌。カップリングにはパチンコ遊技機『カケグルイ』の挿入歌に起用の「Romantic Showdown」が収録されている。11月15日にデビュー13周年を記念したワンマンライブ「i☆Ris 13th Anniversary Live ‐TITLE MATCH‐」はミクチャにて11月30日まで配信中
<取材・文/森ユースケ>

