今年のメットガラのテーマは何か?
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では、発表する。2026年メットガラのテーマは「Costume Art(コスチューム・アート)」だ。「『Costume Art』というタイトルは、コスチューム・インスティテュートの歴史を指している」とボルトン氏は11月17日月曜朝に行われた記者会見で語った。ファッション界のエリートたちは、METのグレートホールに隣接して建設された、1万2000平方フィート(約1115㎡でテニスコート4.5面分)の新たなコンデ・ナスト・ギャラリーをいち早く見学することになる。「これは当部門にとって斬新なものだが、同時にMETのような美術館が実際にファッションに中心的な場所を提供するという事実が、ファッション全般にとっても変革的だと考えている」とボルトン氏は付け加えた。
常設展示棟のオープンを記念して、「METの膨大な収蔵品における『衣服をまとった身体』の重要性」を紹介する展示が開催される。数百点の絵画、写真、彫刻に加え、歴史的・現代的な衣服が並んで展示される。これらすべては「身体と我々がまとう衣服の、切ってもきれない関係性」を理解するために選定したものだとボルトン氏は米版『Vogue』に語った。「この意図は、芸術とファッションについての議論に身体を再び組み込み、身体を受け入れることであり、ファッションを芸術形式に昇華させるために身体を排除することではないのです」
ファッションと身体の関係性を強調するため、ボルトン氏は展示を3つのカテゴリーに分類した。芸術に遍在する身体(古典および裸体)、過小評価された胴部(加齢および妊娠)、そして普遍的な解剖学的身体である。
「私は常に鑑賞者とマネキンの間の隔たりを埋めたいと思っていました」とボルトン氏は付け加えた。鏡で飾られたマネキンは、鑑賞者たちに「目の前にある身体の経験を省みるのと同時に自身の経験も思い起こさせ、共感と思いやりが生まれる」ことを促している。コスチューム・インスティテュートはまた、貴重な衣装を着せるために、実在する本物の身体を起用する予定だ。「展示を見るにつれて、規範的な慣習に疑問を投げかけ、より多様な美の表現を提示するでしょう」
メットガラの共同ホストは誰か?
残念ながら、2026年のメットガラの共同ホストは依然として謎のままで、どのセレブがこのテーマとドレスコードを体現するのかは不明である。
しかし、サンローランがイベントのメインファッションスポンサーであることはわかっている。つまり、同ブランドのミューズたちが(おそらく)注目を集めるだろう。アンバサダーの米俳優ゾーイ・クラヴィッツ、米モデルのヘイリー・ビーバー、米俳優オースティン・バトラー、そしてBLACKPINKのロゼが、全身サンローランをまとって出席するかもしれない。また、この4人が共同ホストの座を争う可能性もある。これまでこのうちの誰も共同ホストを務めたことがないため、2026年は彼らの年になるかもしれない。
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昨年の中心ホスト(名誉ホストをバスケットボール選手レブロン・ジェームズが務めた)である米歌手でファッションデザイナーのファレル・ウィリアムス、英レーシングドライバーのルイス・ハミルトン、米ラッパーのエイサップ・ロッキー、米俳優コールマン・ドミンゴの4人は、後継者が誰になるにせよ、成功のハードルを上げた。近日中に発表されるであろう2026年の共同ホストに関する最新情報は『マリ・クレール』を引き続きチェックしてほしい。
