
◆シンママの恋愛は難しい「子供がいるって最初からわかっていながら…」

相手から子供を理由に別れを告げられることもあれば、子供に接する態度を見て一気に冷めてしまうこともしばしばあったようだ。
「娘に対する反応で『この人とは無理だな』って思うことも多々ありました。たとえば、前の旦那が買ってくれた子供のおもちゃを捨てようとしたり、子供が彼氏のお腹にふざけて乗っただけで本気でキレてつき飛ばしたり。お出かけ先で娘がいる前で『2人きりになりたい』と言われたり。そういう意味では、今回は早い段階で子供を会わせておいたのはよかったのかもしれないです」
◆彼氏募集イベントを開催「最初から自分のことを好きな人だけ集めた」
シンママが恋人を作る大変さを実感してきたと話す礼奈さん。そんな中で「私のことが好きで色々わかっている人を集めたら良いかも!」と、今年の3月に“彼氏募集イベント”なるものを新潟のバーで開催した。
「1から婚活を頑張るのも、友達に『誰か紹介して!』って頼むのも疲れてしまって。でも、娘がどんどん成長していつかは離れていってしまうのに、私は今後も一人で生きていくのかなって。軽いノリでイベントを開催したんです」
彼氏募集イベントには、定員である11人の礼奈さんに想いを寄せる男性が集まった。参加者の真剣な顔を見た瞬間に「来てくれた人の中からきちんとパートナーを探そう!」と意識が変わったようだ。
「参加者は真剣に私のことを好きでいてくれている素敵な方々ばかりでした。でも再婚した旦那さんは、飛び抜けていたというか……私が一目惚れに近かったかもしれません」
ブログでも顔を出している再婚相手は25歳。新潟市内でフリーランスで美容師をしながら、最近ではブログも書き始めたようだ。礼奈さんは彼に出会って「今までの概念を覆された」と話す。
「イベントで彼とカップル成立しましたが、その場で付き合うっていうわけではなくて。子供を交えて水族館に行ったり、旅行に行ったりして。最初に子供と彼がすっごく仲良くなったんです。子供のほうが先に彼のことを大好きになって。今までの彼氏に感じていた、子供への接し方や距離感に対する違和感を、今回はまったく感じませんでした。とにかく2人の光景が微笑ましくて。正式に付き合ったのはそれからですね」

