こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式サービスにて計1万件以上のチャット恋愛相談を受けてきました。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがい、知見を深めているのです。
2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。

◆アプリで出会った38歳男性とデート
今回のご相談者は、今年1月の誕生日で30歳になったという美佳さん(仮名・女性)。美佳さんは年上男性の「同世代」「大人同士」の認識や感覚に違和感を覚えているそうで……。
「30歳になってすぐの頃、アプリ(マッチングアプリ)で繋がった38歳の男性とデートしたんです。その人、悪気はなかったと思うんですけど、私のことを同世代扱いしてきたんですよね。
『俺たちが子どもの頃って○○が流行ってたよね?』とか、『俺たちの世代って今のZ世代に苦労させられてるじゃん?』とか、同意を求められて。さすがにもう自分のことを若者とは思ってませんけど、その人と私は8歳差なので、私が小学校に入ったときにはもう相手は中学生ですよ?」(美佳さん)
子どもの頃の懐かしトークが合わないうえに、生きて来た時代の感覚や価値観も微妙にズレているのに、“30代”というだけで同世代扱いされたことにモヤモヤしてしまった様子。
◆仕事関係で知り合った45歳男性と飲み
美佳さんはほかにも納得いかなかったことがあると言います。「春頃に仕事関係で知り合った45歳の男性に飲みに誘われて、口説かれたんです。居酒屋を3軒ハシゴした後にホテルに誘われたんですけど、15歳も上のオジサンと関係を持つなんて絶対にイヤだったのできっぱりお断りして、その人とはそれっきり。
でも気になったのが、飲んでる最中にそのオジサンが『大人同士だから気が合うな』みたいなことをしきりに言ってたんですよ。
そのあと、さも当然のようにホテルに連れ込もうとしてきて、私が断るとすごく驚いた顔してたんです。要するに、その45歳の男性から見たら、彼も私も同じ“大人”で、“口説ける対象”と思われていたってことですよね。それが本当にショックでした」(美佳さん)

