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結婚した後、相手の性格が交際時と変わってしまい、「こんなはずではなかった」と嘆く人は少なくない。その結果、離婚につながってしまうこともある。現在、離婚裁判中の山内翔さん(20代・仮名)。もちろん、幸せな家庭を築くはずだった。しかし、結婚後から妻が豹変。「給料が低い」「家から出ていけ」。気づけば、“モラハラ妻”になっていた。モラハラとは、モラルハラスメントの略。相手を侮辱し、精神的に追い詰めることだ。
山内さんが悩んでいた理由はそれだけではない。妻の裏切りが発覚。そして、可愛い我が子が、実は……。
◆中学時代の同級生と交際、妊娠が発覚するが…

「中学時代はあまり話をしなかったのですが、20歳を過ぎたころ、妻がSNSで僕を見つけて連絡をしてきました。何度か遊ぶうちに、付き合うことになって。お互いに気を使わず気楽な関係で、喧嘩もほとんどありませんでした」
幾度もデートを重ねるうちに、美咲さんの妊娠が発覚。山内さんはいつも避妊具をつけていたので、驚いたと話す。だが、避妊具も100%ではない。男としてけじめをつけようと結婚を決意した。
とはいえ、友人からは「避妊をしなくてもなかなか子どもができなかったのに、毎回避妊具をしていてできるのはほぼありえない。子どもが生まれたら、念のためにDNA鑑定をしたほうがいいよ」と忠告を受けた。その友人はなかなか子どもに恵まれなかったという。それでも、まさか別の男の子どもを妊娠しているとは夢にも思わなかった山内さんは、美咲さんを信じた。
しかしこの結婚を機に、美咲さんが変わっていく。
◆優しかった妻が暴言ざんまいのモラハラ妻に

喧嘩の中で、美咲さんが自らの非を認めることはなかった。全て山内さんが悪い、私を怒らせるあなたがいけないと責め立て、喧嘩をするたびに「離婚するぞ」と怒鳴ってきたという。
当時は、妊娠してホルモンバランスが崩れ、ストレスが溜まっていることが原因と考えていた。しかし、それがモラルハラスメントの始まりだったのだ。
出産前は事情があって同居していなかった山内さん。会うたびに暴言を吐かれても、子どもが生まれたらストレスから解放され、以前の穏やかな妻が戻ってくるはず……そう信じて耐え続けていた。
だが、なぜか出産直前は連絡がまともに取れなくなっていたという。久しぶりに連絡がついたのは出産予定日の1日前だったそうだ。
「妻から『陣痛が始まったから来るなら来て』と突然言われて。それで急いで向かったら、すでに生まれていました」

