
『大人のおしゃれ手帖』2025年10月号の登場で注目を集めたブランディングスタイリストの冨永彩心さん。ショッピングレッスンで年間100人以上の女性と似合う服を一緒に見つけたり、スタイリスト養成講座を通して、ファッションの情報を発信しています。
今月から、そんな冨永さんの私服の装いを教えてもらう連載をスタート。いつもの装いがちょっとセンスアップできる、そんな着こなしをお届けします。
第1回のテーマは巻きもの。
この時季、寒暖差のカバーに大活躍のアイテムですが、それだけではありません。スカーフさえあれば、例えば「ユニクロのデニム&セーター」など、ごくごくシンプルなアイテムもお出かけ仕様に。
「難しい巻き方をマスターしなくても大丈夫! 簡単な巻き方のもののほうが、むしろおしゃれに決まるんです」と冨永さん。
特に今年は、「大ぶりな柄のあるスカーフやストール」が気分。コンサバになりすぎない、ラフでおしゃれな巻き方は?
顔まわりを華やかにし、魅力アップ! 「スカーフ」の巻き方3選

今年のトレンドアイテムのひとつであるスカーフ。うまく取り入れれば、こなれ感とおしゃれさが両立できる、大人世代のおすすめアイテムですが……。
「かつてはプレゼントやおみやげの定番だった柄物のスカーフですが、タンスの肥やしにしている人が多いですね。特に、巻き方がよくわからないというのは、よく聞くお悩みです」。
巻き方を調べてマネしようとしても難しかったり、キャビンアテンダントのようなコンサバな巻き方になって結局活用できない!という覚えがあるのでは。
「私がスカーフを使うときは、カジュアルな服装にも合わせやすい、ユニセックスでラフな巻き方をします。特に大柄のスカーフは見せる場所によって印象も変わる便利なアイテム。ビジネスシーンでも、ふだん着をちょっとおしゃれにしたいときでも使えるので便利ですよ」
スカーフ①
ちょっとクールに! 柄がよく見える「ドレープ巻き」
スカーフ/タピノワール、ジャケット、セーター、デニムパンツ/ユニクロ、シューズ/メゾン マルジェラ
胸元にドレープをつけるようにした巻き方です。スカーフの柄がしっかり見えるので、シンプルな服が一気に華やかに。
「スカーフをきゅっとタイトに巻いてしまうと、コンサバ感がでるので、ふんわりさせましょう!」。
コツは巻く前に手元でドレープをつくること。スカーフの角をセンターから少しずらすと、ラフな印象に。
Let’s TRY

スカーフを三角に折って長い辺を持ち、蛇腹に手繰り寄せるようにドレープを作ります。「このとき、ぺたっとたたまないように注意! おしゃれに見えるコツは"ふんわり感”です」

スカーフを三角に折って長い辺を持ち、蛇腹に手繰り寄せるようにドレープを作ります。「このとき、ぺたっとたたまないように注意! おしゃれに見えるコツは"ふんわり感”です」

