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外壁の凍害を放置すると起きるトラブルとは?ケース別補修方法と予防策も解説

外壁の凍害を放置すると起きるトラブルとは?ケース別補修方法と予防策も解説

3.外壁の凍害は火災保険の対象になる?

基本的に、凍害は経年劣化とみなされるため、火災保険の対象外となるケースがほとんどです。
ただし、落雪などの自然災害が凍害の直接の原因と認められた場合には、火災保険の対象になることもあります。

また、サイディング材などにメーカーや施工会社の保証がついている場合、保証期間内であれば補償が受けられることも。
補償内容は素材やメーカーによって異なるため、加入中の保険会社や施工会社に確認してみましょう。

4.外壁凍害の予防方法

ここでは、凍害リスクを軽減するための具体的な予防策を3つの視点から紹介します。

4-1.凍害に強い外壁材にする

外壁の凍害を防ぐには、そもそも凍害に強い素材を選ぶことが効果的です。

とくにおすすめなのが「金属サイディング」です。アルミやガルバリウム鋼板などの金属素材は防水性に優れ、水分が内部に染み込みにくいため、凍害のリスクが大幅に軽減されます。
さらに、金属系は軽量で建物への負荷も少なく、耐久性にも優れている点が特徴です。

ただし、初期コストはやや高めになる傾向があるため、費用と性能のバランスを考慮した選定が大切です。

4-2.外壁通気工法に変える

外壁を張り替える場合、施工方法を見直すことも、凍害対策には有効です。

とくに効果的なのが「外壁通気工法」への変更です。これは外壁材と建物の構造体との間に通気層を設け、湿気や水分がこもらないようにする施工方法です。
外壁内部の乾燥状態を保ちやすくなるので、凍害の原因となる水分の滞留を防げます。

4-3.定期的な点検とメンテナンス

凍害を防ぐうえで、もっとも確実かつ継続的な対策が「定期的な点検とメンテナンス」です。

外壁は年数の経過とともに塗膜の防水性が低下し、水分が染み込みやすくなります。
そのため、7〜10年を目安に外壁塗装をおこない防水性能を維持すると、凍害のリスクを軽減できます。

軽度なポップアップやひび割れなど、凍害の初期症状を早期に発見し、塗装メンテナンスをおこなえば、被害の拡大を防ぐことも可能です。
外壁の様子に少しでも違和感を覚えたら、早いうちに専門業者に点検を依頼しましょう。

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