◆マスカレードボールの「気がかりなデータ」
天皇賞・秋→ジャパンCのローテーションを歩んだ3歳馬は過去に12頭いるが、こちらもジャパンCで【0-1-2-9】と冴えない。唯一、連対を果たした2008年のディープスカイにしても、1番人気を裏切っての2着だった。その12頭の中で天皇賞・秋を勝ってジャパンCに挑んだのはバブルガムフェローとシンボリクリスエスの2頭。しかし、2番人気と1番人気に支持されたジャパンCでは、それぞれ13着と3着に敗れている。母数は決して多くないが、3歳馬のマスカレードボールにとって気がかりなデータといえる。
◆注目すべき「2頭の穴馬」

今年はデータ的に信頼しづらい3歳馬が上位人気に推されるようなら、歴戦の古馬が上位争いに加わっても不思議ではないはずだ。
ずばり注目はメンバー最高齢、7歳馬のヨーホーレイクとディープモンスターだ。過去10年の年齢別成績を見ると、7歳どころか6歳以上の馬は【0-0-0-50】と全く歯が立っていない。
しかし、10年以上前にさかのぼると、2013年トーセンジョーダン(11番人気3着)、2011年ジャガーメイル(14番人気3着)と、いずれも7歳馬が高配当の使者になったことがある。
ヨーホーレイクは、屈腱炎による長期休養などもあり、キャリアはまだ15戦。今春の大阪杯で3着に食い込むなど、G1でも上位に食い込む能力は持っている。

