◆父ディープ譲りの瞬発力に賭ける古馬勢
もう1頭のディープモンスターは、古馬となってからG2やG3でもう一歩足りない成績だったが、前走の京都大賞典で待望の重賞初制覇。京都大賞典組はジャパンCで好相性を誇っており、侮れない存在だ。何よりヨーホーレイクとディープモンスターは、父ディープインパクトの後押しが期待できる。その数こそ少なくなってきたが、ディープインパクト産駒はジャパンCに強く、昨年まで【4-5-3-23】の好成績。19年前に父が勝利した大舞台で、父譲りの瞬発力を発揮してもおかしくない。
伸び盛りの3歳馬が上位人気に推されそうなジャパンCだからこそ、敢えて高齢馬から高配当を狙ってみたい。
文/中川大河
【中川大河】
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。競馬情報サイト「GJ」にて、過去に400本ほどの記事を執筆。

